『スピリットアイランド』は、島に住む精霊同士が協力して、島に押し寄せる侵略者を撃退する、タワーディフェンス型の協力ゲームです。
この記事では本作の概要や評判、口コミ、スリーブなど幅広く紹介しますので、何か少しでも参考になりましたら幸いです。
なお、各ショップの販売状況はこちらもご確認ください。
スピリット・アイランド 基本情報
タイトル | スピリット・アイランド 日本語版 |
メーカー | Engames |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 90~120分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
発売日 | 2021年1月28日 |
定価 | 9,900円(消費税10%込) |
ショップ | ■Amazon ■楽天市場 ■Yahoo! ■駿河屋 |
スピリットアイランド とは?
ルール概要
『スピリットアイランド』は、島に住む精霊となったプレイヤー同士が協力して、原住民の力も借りながら島に押し寄せる侵略者を撃退する、タワーディフェンス型の協力ゲームです。
プレイヤーは8種類の精霊から1体を選んでゲームを開始します。
攻撃な得意な精霊や防御が得意な精霊、侵略者を妨害するのが得意な精霊など、それぞれ特徴があり、精霊により違った戦略が必要となります。
ゲームでは次の5つのフェイズを繰り返し行います。
- 精霊フェイズ
- 即効能力フェイズ
- 侵略者フェイズ
- 遅発能力フェイズ
- 時間の経過フェイズ
精霊フェイズ
「精霊の強化」「精霊力や新たなカードの獲得」「使用済み手札の回収」などのアクションを、3種類の組み合わせから選択して実行します。
アクションを実行したら、精霊力をコストに手札から能力カードをプレイします。
精霊を強化することで、1手番にプレイできるカードの枚数や、獲得できる精霊力の数を増やすことができます。
また、能力カードには即効能力と遅延能力があり、それぞれ解決するタイミングが異なります。
さらに、多くのカードを同時にプレイして一定の条件を満たすことで、精霊の持つ強力な先天能力を使用することができます。
即効能力フェイズ
<精霊フェイズ>でプレイした、即効能力のカードや先天能力を解決します。
侵略者フェイズ
侵略者の「遠征」「建設」「略奪」のアクションにより、島に侵略者が増え、町や都市を築き、島の荒廃が進んでいきます。
また、「略奪」時には原住民ダハンとの戦闘となり、侵略者の攻撃に耐えて反撃することで、侵略者を撃退することができます。
<即効能力フェイズ>で解決した能力により、侵略者のアクションを妨害するなども可能です。
なお、メインの島ボードには「山岳」「砂漠」「密林」「湿地」の4種類の土地と「海」が描かれており、侵略者は「侵略者カード」が示す土地に対してそれぞれのアクションを行います。
遅延能力フェイズ
<精霊フェイズ>でプレイした遅延能力のあるカードや先天能力を解決します。
時間の経過フェイズ
次ターンに備えた後処理を行います。
ゲームの終了条件
ゲームの終了条件は様々ですが、基本的に島が完全に荒廃する前に、全ての侵略者を撃退することでプレイヤー側の勝利となります。
侵略者は急速に勢力を拡大していこうとするため、精霊同士が協力して戦略を立てながら、いかに効率的に侵略者の行動を妨害し、撃退するかが重要となります。
さらに「荒廃カード」「敵対国」「シナリオ」「テーママップ」といった難易度調整用の追加ルールが豊富に用意されており、リプレイ性も極めて高くなっています。
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | Spirit Island |
デザイナー | R. Eric Reuss |
タイプ | 戦略ゲーム |
メカニクス | ハンドマネジメント プレイヤー別固有能力 モジュラーボード 協力ゲーム エリアマジョリティ シナリオ/ミッション/キャンペーン |
推奨人数 | 1~4人 |
最適人数 | 2人 |
原作販売年 | 2017年 |
評判・口コミまとめ
『スピリットアイランド』に関する反応や、実際にプレイした人の口コミなどを紹介します。
また、私のプレイレビューも記事にしておりますので、よろしければ合わせてご覧ください。
評判の良い口コミ
運の要素が少なく、戦略性が高い。
ソロプレイが楽しい。
戦略性やソロプレイが高く評価されています。
また、8体の精霊や多種多様なカード、シナリオやテーママップといった追加要素など、何度でも楽しめるようになっています。
気になる口コミ
要素が多く、1プレイの時間も長いため、ボードゲームに慣れていない人にはハードルが高い。
3人以上になると連携が難しい。
BGGの「Weight」が4.06と評価されているほど重量級のゲームであるため、ボードゲーム初心者には難しいのではないかというコメントがありました。
また、完全協力型ゲームですが、3人以上の場合は全員がプレイ経験者でないと連携が難しくなります。
生の声(Twitter⇒X)
カードサイズ/スリーブ
『スピリット・アイランド』には2種類のカードがあり、それぞれのカードサイズと枚数は次の通りです。
ポーカーサイズ
カードサイズ: | 63×88mm |
カードの枚数: | 119枚 |
スリーブサイズ: | ポーカーサイズ |
ミニユーロサイズ
カードサイズ: | 44×67mm |
カードの枚数: | 15枚 |
スリーブサイズ: | ミニユーロサイズ |
コンポーネント
エラッタ/補足情報
エラッタ
公式サイトで公開されているエラッタ情報はありませんが、「ぼどろぐ」様にて以下のエラッタが報告されています。
・精霊ボード「陽光を浴びた大河のうねり」
裏面の「プレイスタイル:」の部分が「準備:」となっている。
・大能力「死の復讐」
誤)対象の土地内で町・都市・ダハンを破壊する。各効果の後に破壊された町・都市・ダハン毎に1ダメージ。
正)その土地で町・都市・ダハンが破壊されると、破壊された町・都市・ダハンの数だけその土地に1ダメージ。
・不安カード「隔離」
誤)プレイヤーは侵略者が1体しかいない土地1つから侵略者か町1つを取り除く。
正)各プレイヤーは侵略者が1体しかいない土地1つから侵略者か町1つを取り除く。
難易度調整
X(旧Twitter)にて公式による難易度調整ルールに関する情報が報告されています。
❗❗公式難易度調整❗❗
— めからうろこ (@mekarauroko1112) August 18, 2022
荒廃カードを使用する場合
初期荒廃駒の数は
「プレイ人数✕2+1」
に変更になってます。
適用しないと別のゲームか?
と思う程に差が出ます。
公式によるルールの変更です。
安心して適用して下さい。#スピリットアイランド#エラッタ pic.twitter.com/PsuFIBvcT8
ボードゲームの予約/再販情報
『スピリット・アイランド』の各サイトの販売リンクを紹介します。
価格や販売状況はショップごとに異なるため、最新状況は各サイトにてご確認ください。
スピリット・アイランドの拡張
2023年の秋に、『Branch&Claw』『Jagged Earth』の2つの日本語版が発売予定です。
さらに海外では複数の拡張が発売されています。
スピリット・アイランド 拡張 Branch&Claw
2023年秋に発売予定の第1弾拡張セット。
新しい2体の精霊やカード類のほか、侵略者の行動にランダム性を加えるイベントカードや、侵略者を阻む4種類のトークンなどが追加されます。
スピリット・アイランド 拡張 Jagged Earth
2023年秋に発売予定の第2弾拡張セット。
10体の精霊や数多のカード類が追加されます。さらに、基本セットの精霊の先天能力を変更するアスペクトカードを同梱し、最大6人プレイに対応しました。
スピリット・アイランド 拡張 Feather & Flame
海外で2022年に発売された第3弾拡張セット。
Kickstaterの特典となっていた『Promo Pack 1』『Promo Pack 2』を合わせた内容となっており、4体の精霊やアスペクトカード、敵対国パネルなどが追加されます。
スピリット・アイランド 拡張 Nature Incarnate
海外で2023年に発売された第4弾拡張セット。
8体の新しい精霊や、20枚のアクセプトカードなどが追加されます。
スピリット・アイランドのシリーズ
Horizons of Spirit Island
海外で2022年に発売されたシリーズ作です。
『スピリット・アイランド』の骨子はそのままに、遊びやすくルールやコンポーネントを改良したもので、5体の精霊が同梱されています。
5体の精霊はいずれも基本セットに混ぜて遊ぶこともできます。
スピリット・アイランドのアクセサリ
プレミアムトークンパック
各種トークンを厚紙から木製にアップグレードする商品で、Jagged Earthまでに追加されたトークン類が含まれています。
Board Game Arenaの対応状況
『スピリット・アイランド』をBGAで遊ぶことはできません。(2023年11月17日時点)
STEAMでは拡張を含めて発売されているため、どうしてもPCで遊びたいという方はSTEAMをご検討ください。(日本語非対応)
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