【ボドゲ紹介】指輪戦争：カードゲーム

2～4人用の重量級ボードゲーム『指輪戦争：カードゲーム』（英名：War of the Ring: The Card Game）がどんなゲームか、概要やスリーブサイズ、拡張、口コミ／レビューから感じた印象などを紹介します。

どんなゲーム？

「指輪戦争：カードゲーム」は、イギリスの作家ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンの小説「指輪物語（原題: The Lord of the Rings）」から着想を得て作られた戦略カードゲームです。

本作には「フロド」「アラゴルン」「魔王」「サルマン」の４つの派閥があり、フロドとアラゴルンが自由の民、魔王とサルマンが冥王軍となります。プレイヤーは派閥ごとに異なる30枚の固有カードを持ち、冥王軍と自由の民の2チームに分かれて競い合います。

また、ロードオブザリングの3部作に沿った様々なシナリオが用意されており、シナリオ毎に使用する派閥や開始プレイヤー、プレイ順、使用する場所カードなどのルールが設定されています。

各ラウンドは複数のフェーズで構成されており、以下のような行動を行います。

《場所カードの選択》
　戦場や道筋のカードを引いて、そのカードのテキストを解決する。
《アクションの実行》
　手札のカードをプレイしたり、キャラクターカードを戦場に移動させるなどのアクションを行う。
《戦闘》
　戦場に配置しているキャラクター同士で戦闘を行い、勝利チームはポイントを獲得する。
《ポイントの計算》
　それぞれのチームが獲得しているポイントを計算する。

9ラウンドが経過するか、一方のチームが他方のチームよりも10ポイント以上多くのポイントを獲得した時点でゲームが終了して、ポイントが多いチームの勝利となります。

ルール自体はシンプルですが、戦略的なカードのプレイが求められるシステムになっています。

作品データ

タイトル	指輪戦争：カードゲーム （War of the Ring: The Card Game）
カテゴリ／ メカニクス	ハンドマネジメント
ゲームデザイン	Ian Brody
プレイ時間	90～120分
プレイ人数	2～4人
対象年齢	13歳以上
発売元	ホビージャパン
発売時期	2023年3月
定価	6,600円(消費税10％込)

BGGのランキング・評価

BGGにおけるランキング・評価などは以下の通りです。

ランキング	1,967
評価	8.0
最適人数	4人
難易度/複雑さ	2.83
販売年	2022

海外でのコメント・口コミ

BGGなどに寄せられたコメント／評価から感じた個人的な印象は次の通りです。

・アートワークが非常に美しい。

・プレイヤー間で戦略の相乗効果がある。

・原作を忠実に表現しておりテーマ性が高い。

・最初は難しいが、新しい戦略を見つけることでプレイする度に楽しくなる。

・冥王軍と自由の民のバランスが悪く、冥王軍に不利な点がある。

・カードのプレイに制約が多く、コンボを構築するのが難しい。

・カードドローなど、運の要素が強い。

内容物

・勢力カード：120枚（自由の民：60枚、冥王軍：60枚）
・場所カード：41枚（自由の民の戦場：7枚、冥王軍の戦場：7枚、道筋：27枚）
・スタートプレイヤートークン：1枚
・指輪トークン：4枚
・戦闘トークン：20枚
・堕落トークン：16枚
・手番順マーカー：：1枚
・手番順トラッカー1枚
・プレイヤーエイド：4枚
・ルールブック：1冊

カードスリーブ

カードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。

・大型カード

・小型カード

エラッタ情報

公開されているエラッタ情報はありません。（2023年3月28日時点）
最新の情報は公式サイトをご確認ください。

口コミ／販売情報

Amazonの口コミや、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認お願いします。

ボードゲームは数年の再販待ちや絶版も珍しくないため、予算が許すなら買える時に購入することをお勧めします。

拡張／シリーズ

国内で本作の拡張／シリーズは発売されておりません。（2023年3月28日時点）