2~5人用の中量級ボードゲーム『キャット・イン・ザ・ボックス』を紹介します。
ゲーム概要
『キャット・イン・ザ・ボックス』はトリックテイキングに分類される2~5人用のカードゲームです。
元々はゲームマーケット2020年秋に操られ人形館より発売された『キャットインザボックス』を、コンポーネントの見直しや2人用ルールを追加した新装版にあたります。
各プレイヤーは数字のみが描かれたカードを手札に持ち、カードの色は場に出す時に宣言して決定します。

全てのプレイヤーはカードを1枚ずつ出し、カードに対応したゲームボード上のマスにトークンを配置していきます。スタートプレイヤーが宣言した色と同じかつ、最も数字の大きいカードを出したプレイヤーがそのトリック(ターン)の勝者となります。
全員の手札が残り1枚となった時点で1ラウンドが終了し、プレイ人数の回数だけラウンドを繰り返して最も得点を獲得したプレイヤーが勝利します。
ただし、同じ数字のカードは最大5枚存在しており、宣言できる色は4色しかありません。

各色の数字は1枚しか場に出すことができないため、手札のどのカードも出せなくると「パラドックス」が発生します。パラドックスを発生させたプレイヤーは、そのラウンドで獲得した勝利点が全てマイナスに転じます。

また、各トリックの勝敗だけでなく、勝利回数やゲームボード上にトークンがどのように配置されているかも獲得点数に大きく関係します。
そのため、パラドックスを発生させないように注意しながら、あえて負けることで勝利の回数を調整したり、トークンを配置するためにどのカードを公開するかなど、戦略も重要となってきます。
- マストフォローのトリックテイキングゲーム。
- 手札が出せないとパラドックスが発生してマイナス点になる。
- カードに応じて配置されるトークンの陣取り要素もある。
- 60cm×60cm程度の場所で遊べる。
- ネコが可愛い。
作品データ
タイトル | キャット・イン・ザ・ボックス |
メカニクス | |
デザイン | ゲームデザイン:横内宗幸 アートワーク:井上磨 |
プレイ時間 | 30分前後 |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年齢 | 13歳以上 |
発売元 | ホビージャパン |
発売時期 | 2022年7月 |
定価 | 2,750円(税込) |
外箱の外寸 | (約)180×130×43mm |
BGG評価 | 7.8(2022年10月時点) |
内容物
・猫カード:45枚(1~9、各5枚)
・研究カード:4枚
・ラウンドスタートプレイヤーカード:1枚
・研究ボード:1枚
・プレイヤーボード:5枚
・プレイヤートークン:60個(5種、各12個)
・調査済みトークン:4個
・実験結果シート(スコアシート):1冊
・ルールブック:2冊(日本語/英語)

カードスリーブ
『キャット・イン・ザ・ボックス』のカードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
カードサイズ | 63.5×88mm |
カードの枚数 | 46枚(研究カード4枚はスリーブ不要) |
スリーブサイズ | ポーカーサイズ |
※研究カードをスリーブに入れると研究ボードに差し込めなくなります。
ポーカーサイズ用のスリーブをみる
ポーカーサイズ用のスリーブを5種類紹介します。
①ホビーベース T.C.G. ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 66×91.5mm/0.1mm | 50枚 |
②エポック レギュラーサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 66×92mm/0.1mm | 80枚 |
③エポック レギュラーサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 66×92mm/0.05mm | 110枚 |
④Engames スタンダードサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 65×90mm/0.1mm | 100枚 |
⑤Engames スタンダードサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 65×90mm/0.05mm | 100枚 |
ゲームの準備(インスト)
準備にかかる時間は5分程度です。


拡張
本作に拡張はありません。
感想
2~5人で遊べる中量級のボードゲーム『キャット・イン・ザ・ボックス』を紹介しました。
スタートプレイヤーが出した色と同じ色を出す「マストフォロー」のトリックテイキングゲームですが、カードの色はカードを公開する時に自分で決める点が特徴的です。
手札が出せないとパラドックスが発生して勝利点がマイナス点になってしまうため、ラウンド終盤にはいつパラドックスが起きるかといった緊張感があります。
また、多くのトリックで勝利を目指すか、それとも勝利する回数を調整してボーナス得点を狙うか、勝利するための戦略もプレイヤーごとに違ってくるのも面白かったです。
色々な要素があるため、最初はルールが複雑なように感じますが、色の観測宣言のルールさえマスターすればそれほど難しくはないと思います。
コンポーネントもしっかりしており、イラストの猫が可愛い点も一押しポイントです。(笑)
準備も簡単で、短い時間で楽しむことができるので、機会がありましたら是非一度プレイしてみてください。
・トリックテイキングが好き
・2人から遊べるゲームが欲しい
・猫が好き
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
<本日のおまけ>
天使の寝顔

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