『ウイングスパン 完全日本語版』のルールの概要やBGG/Amazonなどのレビュー評価、スリーブサイズ、エラッタや拡張/シリーズの有無など、幅広く紹介します。
どんなゲーム?
『ウイングスパン』は、プレイヤーが鳥類愛好家となり、自身の管理する鳥獣保護区に鳥を呼び寄せて、より多くの種を見つけることが目的の戦略ボードゲームです。
呼び寄せた鳥の効果で餌を獲得し、その餌を使って新たな鳥を呼び寄せる。を繰り返し行います。鳥は餌の獲得以外にも様々な効果を持っており、ゲームが進むにつれて連続して効果を起動できるようになります。
呼び寄せた鳥の数や、カードの効果などから勝利点を獲得し、ゲーム終了時に最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
- 2019年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門大賞受賞作品
- 1枚として同じカードがない、美しいイラストの170種類の鳥カード。
- 餌箱型ダイスタワー、可愛らしい卵トークンなど凝ったコンポーネント。
- カードには翼長(ウイングスパン)や生息地、一言解説が記載されており、その鳥への理解を深めることもできる。
ゲームの流れ
各手番では、スタートプレイヤーから順番に次の4アクション中から1つを選択して、手持ちのアクションコマの数だけ繰り返し行っていきます。
- ⼿札から⿃カードをプレイ
- 餌を獲得して森林の⿃の能⼒を起動
- 卵を産んで草原の鳥の能力を起動
- 鳥カードを引いて湿地の鳥の能力を起動
<⼿札から⿃カードをプレイ>
コストとして餌や卵を支払い、手札の鳥カード1枚を生息環境(森林、草原、湿地)に合った場所に配置します。
また、鳥カードにプレイ時能力がある場合は、その効果を解決します。
<餌を獲得して森林の⿃の能⼒を起動>
餌箱から選んだダイスを取り出し、出目の餌を獲得します。
選べるダイスの数は、森林に配置された鳥カードの枚数に応じて増えていきます。また、森林に配置された鳥カードに起動時能力がある場合、その効果を起動することができます。
<卵を産んで草原の鳥の能力を起動>
指定された数の卵を獲得して、鳥カードの上に配置します。
獲得する卵の数は、草原に配置された鳥カードの枚数に応じて増えていきますが、鳥カードごとの配置上限数以上の卵を置くことはできません。
森林に配置された鳥カードに起動時能力がある場合、その効果を起動することができます。
<鳥カードを引いて湿地の鳥の能力を起動>
指定された枚数の鳥カードを獲得します。
獲得するカードの枚数は、湿地に配置された鳥カードの枚数に応じて増えていきます。また、湿地に配置された鳥カードに起動時能力がある場合、その効果を起動することができます。
全てのアクションコマが無くなるとラウンドが終了し、そのラウンドの目的をより多く達成したプレイヤーは追加の勝利点を獲得します。
4ラウンド終了とともにゲームが終了し、プレイした鳥カードや目的の達成で獲得した勝利点、個人ボード上の卵や餌の数などから合計得点を計算し、最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
評判・口コミの紹介
ここからは、実際に本作をプレイした人の口コミを紹介していきます。
アートワークやコンポーネントが高く評価されている。 |
鳥の種類が多く、毎回違った戦略で楽しめる。 |
プレイヤー間のインタラクションは控えめ。 |
戦況はカードにも左右されるため、運の要素は高い。 |
作品データ
タイトル | ウイングスパン 完全日本語版 |
カテゴリ/ メカニクス | 家族/子供向け 戦略ゲーム ダイスロール セットコレクション ハンドマネジメント 場札の獲得 |
ゲームデザイン | Elizabeth Hargrave |
プレイ時間 | 40~70分 |
プレイ人数 | 1~5人 |
対象年齢 | 10歳以上 |
発売元 | アークライト |
発売時期 | 2019年10月17日 |
定価 | 7,150円(消費税10%込) |
BGGのランキング・評価
BGGにおけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | Wingspan |
ランキング | 25 |
評価 | 8.1 |
おすすめ人数 | 1~4人 |
最適人数 | 3人 |
重さ/複雑さ | 2.46 |
原作の販売年 | 2019年 |
内容物 / コンポーネント
・ルール説明書:1冊
・別冊付録:1冊
・オートマ説明書:1冊
・目的ボード:1枚
・カードトレイ:1組
・個人ボード:5枚
・餌箱型ダイスタワー:1組
・スコアシート:1冊
・カード類:212枚
・卵トークン:75 個
・専用ダイス:5個
・アクションコマ:40 個
・餌トークン:103 個
・目的タイル:8枚
・親マーカー:1枚
カードスリーブ
カードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
カードサイズ:57×87mm
カードの枚数:212枚(プロモカード含むと222枚)
スリーブサイズ:ボードゲームサイズ
ボードゲームサイズ用のスリーブをみる
ボードゲームサイズ用のスリーブを4種類紹介します。
①ホビーベース ボードゲームサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 58.5×90mm/0.1mm | 50枚 |
②ホビーベース ボードゲームサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 58×89mm/0.05mm | 100枚 |
③Engamesスリーブ アメリカンサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 58×89mm/0.1mm | 100枚 |
④Engamesスリーブ アメリカンサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 58×89mm/0.05mm | 100枚 |
エラッタ/補足情報
本作に関するエラッタが報告されています。詳細は公式サイトをご確認ください。
また、『ウイングスパン』シリーズの表記統一に関しても公式サイトよりアナウンスされています。
口コミ/販売情報
Amazonの口コミや、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認お願いします。
ボードゲームは数年の再販待ちや絶版も珍しくないため、予算が許すなら買える時に購入することをお勧めします。
拡張/シリーズ
以下の拡張/シリーズが発売されています。
ウイングスパン 拡張: 欧州の翼 完全日本語版
2020年6月発売の第1弾拡張セット。
ヨーロッパ諸国の多様で美しく威厳のある鳥たちを81種類も収録し、ゲーム展開を多様化する新たなボーナスカードや目的タイルが追加されます。
ウイングスパン 拡張: 大洋の翼 完全日本語版
2021年2月発売の第2弾拡張セット。
オセアニアの色鮮やかな鳥だけではなく、エミューなどの飛べない鳥など95種類を収録。さらに、鳥を呼び寄せる新ルールの花蜜トークンや、新規アクションの「リセット」が追加されます。
ウイングスパン 東洋の翼 完全日本語版
2023年1月発売の独立拡張セット。
東洋に生息する90種類の鳥たちを収録し、1~2人専用の新ルール「つがいモード」での対戦を楽しむことができます。さらに、基本セットと組み合わせることで、6~7人で遊べる「郡鳥モード」のルールを収録しています。
ウイングスパン 完全日本語版 プロモカードセット
「ウイングスパン」の遊び方を学ぶことができるガイドと10種類の鳥カードが同梱されたプロモカードセット。
2023年4月以降に出荷される「ウイングスパン 完全日本語版」には同じものが同梱されますのでご注意ください。
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