【ボドゲ紹介】テラミスティカ:革新の時代|ゲームのルールやレビュー評価など

【ボドゲ紹介】テラミスティカ:革新の時代|ゲームのルールやレビュー評価など
画像引用元:BoardGameGeek

『テラミスティカ:革新の時代』は、テラミスティカの世界を舞台に、12の勢力が互いに支配領域の拡大を目指す、エリアマジョリティ型の戦略ゲームです。

「テラミスティカ」のシステムをベースに、様々な要素が加えられたシリーズ最新作となります。

この記事では本作の概要や評判、口コミ、スリーブなど幅広く紹介しますので、何か少しでも参考になりましたら幸いです。

なお、原版の『テラミスティカ』については、【ボドゲ紹介】テラミスティカ – レビュー評価やルールなど徹底紹介をご覧ください。

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『テラミスティカ 革新の時代』の基本情報

本作の基本情報/商品概要は次の通りです。

タイトルテラミスティカ:革新の時代 日本語版
種別基本セット
出版社テンデイズゲームズ
デザイナーヘルゲ・オシュテルターグ
プレイ人数1~5人
プレイ時間40~200分
対象年齢14歳以上
発売日2023年10月21日
定価14,520円(消費税10%込)
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コンポーネント

テラミスティカ:革新の時代のコンポーネント
画像引用元:BoardGameGeek

・ゲームボード:1枚
・手番順ディスプレイ:1枚
・本:48枚(4色×12枚)
・本アクションタイル:6枚
・地形タイル:56枚
・都市タイル:21枚
・勢力タイル:12枚
・科学ディスプレイ:1枚
・計画ディスプレイ:7枚
・計画ディスプレイカード:7枚
・アクションサマリー:5枚
・基本ディスプレイ追加区画:2枚
・革新ディスプレイ基本区画:1枚
・ラウンドボーナスタイル:10枚
・エリア得点タイル:4枚
・能力タイル:48枚
・ラウンド得点タイル:12枚
・最終ラウンド得点タイル:4枚
・革新タイル:18枚
・宮殿タイル:17枚
・宮殿スペース用代替タイル:7枚
・100/200点トークン:5枚
・コイン:125枚(1金×64枚、2金×35枚、5金×26枚)
・X-トークン:20枚
・パワー駒:65枚
・別館駒:8個
・道具駒:65個
・工房駒(白):1個
・ギルド駒(白):1個
・学校駒(白):1個
・大学駒(白):1個
・宮殿駒(白):1個
・塔駒(白):5個
・記念碑駒(白):1個
・工房駒:63個(7色×9個)
・ギルド駒:28個(7色×4個)
・宮殿駒:7個(7色×1個)
・学校駒:21個(7色×3個)
・大学駒:7個(7色×1個)
・学者駒:49個(7色×7個)
・橋駒:21個(7色×3個)
・トラックマーカー:14個(7色×2個)
・ステータスマーカー:35個(7色×5個)
・手番順マーカー7個(7色×1個)

ゲーム概要

『テラミスティカ:革新の時代』は、テラミスティカの世界を舞台に、12の勢力が互いに支配領域の拡大を目指す、エリアマジョリティ型の戦略ゲームです。

基本的なゲームシステムは「テラミスティカ」を踏襲しており、土地を変換して建物を建築したり、プレイヤー固有の特殊能力や特性を活かしながら自身の支配地域を拡大していきます。

テラミスティカ 革新の時代の全体イメージ
画像引用元:BoardGameGeek

なお、詳細は公式ルールにて公開されているルールブックをご覧ください。

テラミスティカとの違いや新要素

オリジナルのテラミスティカと比較して、特徴となる主な追加・変更要素は次の5点です。

新要素/変更点まとめ
  • 科学がテーマ
  • 勢力ボードがモジュール式に変更
  • 中立的な建物の追加
  • 本リソースの追加
  • 革新タイルの追加

科学がテーマ

『テラミスティカ:革新の時代』は科学がテーマになっており、それに伴い建物や駒の名称が一部変更になっています。

建物の名称

・住居 ⇒ ワークショップ
・交易所 ⇒ ギルド
・砦 ⇒ 宮殿
・神殿 ⇒ 学校
・聖域 ⇒ 大学
・教団ボード ⇒ 科学ボード
・司祭 ⇒ 学者
・宗教(火,水,地,風) ⇒ 科学(金融, 法, 技術, 医学)
・恩恵タイル ⇒ 能力タイル など

勢力ボードがモジュール式に変更

「テラミスティカ」では、最初に配られる勢力ボードごとに特殊能力や特性が決まっていました。

しかし、『テラミスティカ:革新の時代』では、「計画カード」「勢力タイル」「ボーナスタイル」の組み合わせにより、ゲーム毎で違った特殊能力や特性で遊ぶことができます。

計画カード

7枚の計画カードがあり、それぞれに「色(土地)」が描かれています。

選択した計画カードによって、自勢力の土地の種類や土地ごとの変換の得手不得手、特殊能力が決定する。

勢力タイル

12枚の勢力タイルがあり、選択した勢力タイルによって開始時ボーナスや、勢力ごとの特性/特殊能力が決定します。

テラミスティカ 革新の時代の勢力タイル
画像引用元:BoardGameGeek

中立的な建物の追加

各プレイヤーの建物の他に、中立的な白色の建物が追加されます。

中立的な建物には、プレイヤーと同じ5種類の建物に加えて、5つの塔と1つのモニュメントがあります。

中立的な建物は、革新タイルなどの効果で配置することができ、配置した勢力の建物として扱われます。

テラミスティカ 革新の時代の中立的な建物
画像引用元:BoardGameGeek

本リソースの追加

『テラミスティカ:革新の時代』では、新たに本のリソースが追加されます。

本リソースは、ゲームボード上にある「本アクション」の実行や、革新タイルの獲得に必要となります。

なお、ゲームでは6種類ある「本アクション」のうち、ランダムに選ばれた3種類から選択できます。

革新タイルの追加

『テラミスティカ:革新の時代』では新たに革新タイルと、革新タイルを獲得するアクションが追加となります。

各プレイヤーは、本などのコストを支払うことで最大3枚の革新タイルを獲得することができます。

革新タイルにより、特殊効果や即時ボーナスを獲得したり、中立的な建物の建設などを行うことができます。

テラミスティカ 革新の時代の革新タイルと能力タイル
画像引用元:BoardGameGeek

BGGにおける評価

世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。

ランキング
277
評価
8.8
重さ/複雑さ
4.29
2024年1月28日時点
タイトルAge of Innovation
版元Feuerland spiele
デザイナー Helge Ostertag
タイプ戦略ゲーム
カテゴリファンタジー
メカニクスエリアマジョリティ
プレイヤー別固有能力
推奨人数1~5人
最適人数4人
原作販売年2023年
最新情報はこちら

評判・口コミまとめ

『テラミスティカ:革新の時代』に関する反応や口コミなどを紹介します。

プレイ経験者の口コミ

評判の良い口コミ

非常に高い変動性とリプレイ性を備えている。

オリジナルやガイアプロジェクトよりも気に入っている。

オリジナルの良い点を踏襲しつつ、様々な要素が追加されているため、テラミスティカの改良版として全体的に高く評価されています。

特に勢力ボードがモジュール式になった点について歓迎する声が多く寄せられていました。

気になる口コミ

開始前のセットアップに要する時間が長く、ダウンタイムも長い。

テラミスティカよりもルールが複雑で面倒と感じることがある。

中立の建物や本リソースなどが追加されたことで、テラミスティカよりもルールが複雑になっています。

中にはオリジナルやガイアプロジェクトの方が面白いというコメントもありますが、タナカ マコト氏の「それぞれ独自の面白さがある」という意味では良いことではないでしょうか。

X(旧Twitter)の反応

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総括・まとめ

『テラミスティカ:革新の時代』の特徴や評判などをまとめると次の通りです。

  • テラミスティカの世界が舞台の陣取りゲーム
  • 様々な変更が加えられたシリーズ最新作
  • ゲームごとに変化する要素やゲーム中の技術革新の選択肢が多数用意されている。
  • 勢力ボードがモジュール式で自由度が高く、セットアップ時点から戦略を練る楽しさがある。
  • 1プレイは40~200分程度
  • 1~5人用の重量級ボードゲーム

ボードゲーム予約・販売状況

2024年1月28日時点では、どこも在庫切れで取り扱っているサイトはありません。

価格や販売時期はショップごとに異なるため、最新状況は各サイトにてご確認ください。

販売サイト備考
JELLY JELLY STORE
Engames
テンデイズゲームズ
ケンビル
すごろくや
あみあみ
バトンストア
ヨドバシカメラ
ビッグカメラ
ジョーシン

高額転売品や拡張など別商品が表示される場合があります。また、ショップによっては別途送料が必要となることがあるので注意してください。

カードに合うスリーブ

『テラミスティカ:革新の時代』には2種類のカードがあり、それぞれのカードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。

70*110mmカードサイズ

カードサイズ:70×110mm
カードの枚数:24枚

70*110mmカードサイズ用のスリーブを3種類紹介します。

Engamesスリーブ ミニアメリカンサイズ・ハード
タイプサイズ/厚み入数
ハード72×112mm/0.1mm100枚
Engamesスリーブ ミニアメリカンサイズ・ソフト
タイプサイズ/厚み入数
ソフト72×112mm/0.05mm100枚
※ノーマルサイズとジャストサイズの2種類があり、「ジャストサイズ」は45×68mmになります。
③Mayday Games ロストシティサイズ
タイプサイズ/厚み入数
ソフト100枚

ボードゲームサイズ

カードサイズ:57×87mm
カードの枚数:25枚

ボードゲームサイズ用のスリーブを4種類紹介します。

①ホビーベース ボードゲームサイズ・ハード
タイプサイズ/厚み入数
ハード58.5×90mm/0.1mm50枚
②ホビーベース ボードゲームサイズ・ソフト
タイプサイズ/厚み入数
ソフト58×89mm/0.05mm100枚
③Engamesスリーブ アメリカンサイズ・ハード
タイプサイズ/厚み入数
ハード58×89mm/0.1mm100枚
④Engamesスリーブ アメリカンサイズ・ソフト
タイプサイズ/厚み入数
ソフト58×89mm/0.05mm100枚

エラッタ/補足情報

『テラミスティカ:革新の時代』について公開されているエラッタ情報はありません。(2023年10月22日時点)

最新の情報は公式のサポートページをご確認ください。

補足情報/関連サイト

『テラミスティカ:革新の時代』の関連サイトは次の通りです。

公式サイトテラミスティカ:革新の時代 日本語版
エラッタ
サポートルールブック
BGGAge of Innovation

拡張/シリーズ

国外を含めて、『テラミスティカ:革新の時代』の拡張は発売されていません。(2024年1月28日時点)

なお、シリーズとしては以下の作品が発売されています。

テラミスティカ

『テラミスティカ:革新の時代』の原版にあたる、ファンタジーの世界が舞台の重量級戦略ゲーム。

拡張も多く発売されている世界中で人気の作品です。

ガイアプロジェクト

『テラミスティカ』のシステムをベースに、舞台を宇宙に移したSF戦略ゲーム。

テラノヴァ

「テラミスティカ」と同じベースシステムを持ちつつ、いくつかの要素を排して陣取りに特化した戦略ゲーム。

国内では2023年8月19日に発売されました。

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