「アクワイア」は、1960年代より各社で発売され、時にルールをマイナーチェンジしながら、現在まで親しまれている不動産買収ゲームです。
四大古典ゲームと呼ばれる歴史的な傑作ゲームの一つで、プレイヤーはホテルチェーン王を目指していきます。
本作では「タイクーンモード」と「クラシックモード」の2つのゲームモードを楽しめ、2人プレイにも対応しています。
この記事では本作の概要や評判、口コミ、スリーブなど幅広く紹介しますので、何か少しでも参考になりましたら幸いです。
『アクワイア』の基本情報
本作の基本情報/商品概要は次の通りです。
タイトル | アクワイア(2023年版) |
種別 | 基本セット |
出版社 | アークライト |
デザイナー | シド・サクソン |
プレイ人数 | 2〜4人 |
プレイ時間 | 90分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
発売日 | 2024年3月14日 |
定価 | 7,150円(消費税10%込) |
コンポーネント
『アクワイア(2023年版)』のコンポーネント/内容物は次の通りです。
・ゲーム盤:1枚
・建物コマ:108個
・本部コマ:7個
・本部バナー:11個
・株券:175枚
・株価ボード:6枚
・早見表カード:1枚
・紙幣:155枚
・ルール説明書:1冊
ルール・遊び方
「アクワイア」は、1960年代より各社で発売され、時にルールをマイナーチェンジしながら、現在まで親しまれている不動産買収ゲームです。
プレイヤーはボード上に建物コマを配置することで、ホテルチェーンの規模を拡大させていきます。
さらに、そのホテルチェーンの株式の売買を行うことで、より多くのお金を稼いでいきます。
ゲームの準備
以下の手順でゲームの準備を行います。
- STEP1ゲームボードを中央に置く。
- STEP2建物コマを裏向きでよく混ぜて、ゲームボードの隣に置く。
- STEP3ゲーム中に株券や紙幣を管理するプレイヤー(銀行家)を決定する。
- STEP4各プレイヤーに6000ドル分の紙幣を配る。
- STEP5残りの紙幣を額面ごとに分けて、ゲームボードの隣に置く。
- STEP6各プレイヤーは株価ボードを1枚受け取り、自分の前に置く。
- STEP7各プレイヤーは建物コマを1つ取って、対応するマスに配置する。
- STEP8各プレイヤーは建物コマを6つ取り、他プレイヤーに見えないように自分の前に置く。
ゲームの流れ
各手番では次の3つのアクションを順番に実行します。
- 建物コマを対応するマスに配置する。
- 建築済みのホテルチェーンの株券を最大3つまで購入する。
- 新しい建物コマを引く。
各アクションの詳細は以下の通りです。
1.建物コマを配置する
プレイヤーは手持ちの建物コマを1つ選択して、ゲームボード上の対応するマスに配置します。
そして、2つ以上の建物コマを隣接して配置した場合、その場所にホテル(本部)を建てることができます。
ホテルは全部で7種類あり、本部コマを配置したプレイヤーは特典として建築したホテルの株券を1枚獲得します。
さらに隣接する建物コマを増やすことで、そのホテルチェーンを大きく成長させることができます。
合併
建物コマを配置することで複数のホテルチェーンが隣接した場合、隣接した全てのホテルチェーンが合併されます。
合併が行われた場合、ホテルチェーンの規模が小さい(隣接する建物コマが少ない)方が吸収されて、そのホテルの本社ビルを撤去することになります。
しかし、吸収されるホテルの株主は、保有する株式が多い順にボーナスのお金を獲得することができます。
さらに、買収されたホテルチェーンの株券の扱いを次の中から選択することができます。
- ホテルチェーンが再建されることを願って株券を保有し続ける。
- ホテルチェーンの規模に合った価値で株券を売却する。
- 株券2枚と、合併したホテルの株券1枚を交換する。
なお、株券の価値は「株価ボード」に示されたホテルごとの規模(建物コマの数)によって決定します。
2.株券を購入する
各プレイヤーは、建築済みのホテルチェーンの株券を、その価値に応じた金額を支払うことで最大3枚まで購入することができます。
3.建物コマを引く
自分の手番終了時に、裏向きの建物タイルから1枚を選択して自分の手持ちに加えます。
ゲームの終了
7種類すべてのホテルが11個以上の建物コマが隣接した状態になるか、いずれか1つのホテルが41個以上の建物コマが隣接したらゲームが終了します。
ゲームが終了したら合併と同じ方法でボーナス金や株券の売却を行い、最終的に最も多くのお金を持ったプレイヤーの勝利となります。
クラッシックモードとタイクーンモード
『アクワイア(2023年版)』では、「クラシックモード」と「タイクーンモード」の2種類のゲームモードが収録されています。
「クラシックモード」と「タイクーンモード」では「株価ボード」の内容が異なり、主に合併時に獲得できるボーナスが変化します。
ホテルチェーンの合併時、「タイクーンモード」では3番目に多くの株式を保有するプレイヤーまでボーナスを獲得できるようになります。(クラシックでは2番目まで)
「タイクーンモード」の場合はお金を獲得できる機会が増えるため、ゲームの緊迫感や緊張感の低下に繋がる恐れがあります。
反面、お金が不足して行動が制限される可能性は減るため、プレイヤー人数が多い場合や、初めて遊ぶ場合におすすめのモードとなっています。
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | Acquire |
版元 | Avalon Hill, Wizards of the Coast LLC, Hasbro, Renegade Games |
デザイナー | Sid Sackson |
タイプ | 戦略ゲーム |
カテゴリ | 経済/経営 |
メカニズム | ハンドマネジメント タイル・カード配置 投資 |
推奨人数 | 3~6人 |
最適人数 | 4人 |
原作販売年 | 1963年 |
評判・口コミの紹介
『アクワイア』に関する反応や口コミなどを紹介します。
販売状況/関連情報
2024年2月17日時点における販売/予約状況やエラッタの有無などは次の通りです。
アクワイア(2023年版)
通販サイトのリンク
それぞれの通販サイトにおける検索結果のリンク集は次の通りです。
一部のサイトで予約受付が始まっており、中には売り切れとなっているところもあるようです。
カードに合うスリーブ
『アクワイア』には3種類のカードがありますが、そのうち2種類は少々特殊なサイズとなっています。
それぞれのカードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
ポーカーサイズ
カードサイズ: | 63×89mm |
カードの枚数: | 175枚 |
ポーカーサイズ用のスリーブを5種類紹介します。
①ホビーベース T.C.G. ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 66×91.5mm/0.1mm | 50枚 |
②エポック レギュラーサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 66×92mm/0.1mm | 80枚 |
③エポック レギュラーサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 66×92mm/0.05mm | 110枚 |
④Engames スタンダードサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 65×90mm/0.1mm | 100枚 |
⑤Engames スタンダードサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 65×90mm/0.05mm | 100枚 |
特殊サイズ
カードサイズ: | 50×83mm |
カードの枚数: | 155枚 |
紙幣に使われているサイズで、探した中で最も近いのは『ホビーベース マスタースリーブ ソフトぴったりサイズ CAC-SL110』でした。
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カードサイズ: | 120×164mm |
カードの枚数: | 7枚 |
株価ボードや早見表カードで使われているカードサイズです。一般的なカードよりもサイズが大きく、ピッタリ合うスリーブが見つかりませんでした。
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