芸術家や学者を後援して名声を高めていき、最も高名な貴族になることを目指す戦略ボードゲーム『フィレンツェの匠 日本語版』について、ルールの概要やBGG/Amazonなどのレビュー評価、スリーブサイズ、エラッタや拡張/シリーズの有無など、幅広く紹介します。
どんなゲーム?
『フィレンツェの匠』は、ルネサンス期のイタリアを舞台に、芸術家や学者を後援して名声を高めていき、最も高名な貴族になることを目指す戦略ボードゲームです。
各ラウンドは<競りフェイズ>と<アクションフェイズ>の2つで構成されており、7ラウンドに渡って繰り返し行います。
<競りフェイズ>では、スタートプレイヤーから順番に、7種類あるカード/タイルから1つを選んで200金で入札します。その後、いずれかのプレイヤーが落札するまで、現在の価格より100金高い額で入札を繰り返します。
カード/タイルを落札したプレイヤーは、それ以降同じラウンドでは競りに参加できず、全員が最大1つのカード/タイルを獲得するまで競りを繰り返し行います。
落札したカード/タイルにはそれぞれ次のような効果があります。
<アクションフェイズ>では、スタートプレイヤーから順番にアクションを2回ずつ実行します。アクションには次の5つがあります。
全プレイヤーがアクションを実行したら、そのラウンドで最も価値の高い作品を完成させたプレイヤーは3勝利点を獲得します。
7ラウンドの終了とともにゲームが終了し、それまでに獲得した勝利点と、名声カードの勝利点の合計が最も高いプレイヤーの勝利となります。
- 競りとタイル配置の要素を持った戦略ゲーム。
- 過去に何度もリメイクされており、複数のバージョンが存在する。
- 新版では、旧版の拡張にあたる「ミューズと王女」「共同建築」に加えて、ソロプレイルールが同梱される。(旧版は3~5人用)
- お金を勝利点に変えるか、次ラウンドの競りのために残すかが考えさせられるゲームシステム。
評判・口コミの紹介
ここからは、実際に本作をプレイした人の口コミを紹介していきます。
貴族が芸術家に作品を作らせて名声を高めるといったテーマが上手くゲームに取り込まれている。 |
複数の要素が絡み合っており、選択に悩まされる。 |
アクションフェイズのダウンタイムが長い。 |
小さな子も遊べて、知育にもよさそう。 |
作品データ
タイトル | フィレンツェの匠 日本語版 |
カテゴリ/ メカニクス | 戦略ゲーム タイル・カード配置 オークション(競り) |
ゲームデザイン | Wolfgang Kramer, Richard Ulrich, Jens Christopher Ulrich |
プレイ時間 | 75~100分 |
プレイ人数 | 1~5人 |
対象年齢 | 12歳以上 |
発売元 | Engames |
発売時期 | 2023年5月(ゲムマ2023春にて先行発売予定) |
定価 | 6,050円(消費税10%込) |
BGGのランキング・評価
BGGにおけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | The Princes of Florence |
ランキング | 231 |
評価 | 7.5 |
おすすめ人数 | 3~5人 |
最適人数 | 5人 |
重さ/複雑さ | 3.24 |
原作の販売年 | 2000年 |
内容物 / コンポーネント
・ゲームボード:1枚
・プレイヤーボード:5枚
・公国ボード:1枚
・建物タイル 30枚
・景観タイル 18枚
・特権タイル 12枚
・リファレンスシート:5枚
・建築家タイル:6枚
・道化師タイル:7枚
・ついたて:5枚
・カード:60枚
・特別人物カード:6枚
・オートマカード:21枚
・ダイス:1個
・コイン:58枚 他
カードスリーブ
カードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
エラッタ/補足情報
公式で公開されているエラッタ情報はありません。
口コミ/販売情報
Amazonの口コミや、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認お願いします。
ボードゲームは数年の再販待ちや絶版も珍しくないため、予算が許すなら買える時に購入することをお勧めします。
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