『アップルジャック』は、果樹園にリンゴの樹を植えてハチミツを集める、Uwe Rosenberg氏によるタイル配置ゲームです。
2023年8月24日に、アークライトより日本語版が発売されます。
この記事では本作の概要や、国内外での評判などについて紹介します。
アップルジャック(Applejack)とは?
『アップルジャック』は、蜂蜜で購入したタイルを自分の果樹園に配置して、より多く蜂蜜を集めていくタイル配置ゲームです。
中央に置かれた収穫ボード上のダイスが、毎ターン螺旋状に1マスずつ移動することで、各プレイヤーが順番に手番を行います。
各手番では、ダイスの両側にある2つのグル-プ、または山札からタイルを獲得します。
タイルを獲得して自分の果樹園に配置するには、タイルに書かれた数字分の蜂蜜を支払う必要があります。
獲得したタイルは果樹園ボード上のどこにでも配置できますが、タイル同士の「ハチの巣」を隣接させる度に、2つのハチの巣の番号の小さい方に等しい蜂蜜を獲得できます。
また、収穫ボードの道中にあるリンゴアイコン(1~2種類)を通過する度に、全てのプレイヤーはリンゴの収穫を行い、蜂蜜を獲得することができます。
- 果樹園ボード上で、同じ種類のリンゴが描かれたタイルが1枚以上、連続で隣接している場合、それらはエリアを形成する。
- 各エリアから、それぞれの「リンゴの合計数 – ダイスの目」の数の蜂蜜を獲得する。
さらに、収穫ボードを1周して花のアイコンを通過すると、配置済みのタイルに描かれた「花の数 × ダイスの目」の数だけ蜂蜜を獲得します。
花アイコンの得点計算を終えると1ラウンドが終了し、ダイスの目が+1されます。
全員の果樹園が一杯になるとゲームが終了して、最後にもう一度7種類すべてのリンゴの収穫を行います。
さらに、収穫できたリンゴの種類の数に応じてボーナスを獲得して、最終的に最も多くの蜂蜜を所持していたプレイヤーの勝利となります。
なお、タイルの購入時に蜂蜜のコストを支払えない場合、裏面(牧草地)で配置することで、無料で蜂蜜を2つ獲得できます。
ただし、裏面で配置すると得点計算でリンゴや花による蜂蜜を獲得できないため、収入と支出を考えながら、できるだけ「ハチの巣」と「リンゴ」のアイコンが隣接するように配置することが重要になります。
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | Applejack |
デザイナー | Uwe Rosenberga |
タイプ | 家族/子供向き |
主な メカニクス | タイル・カード配置 セットコレクション パズル 場札の獲得 |
最適人数 | 2人 |
原作販売年 | 2022年 |
評判・口コミまとめ
『アップルジャック』を実際にプレイした人の口コミを紹介していきます。
評判の良い口コミ
ルールが非常にシンプルなため、ボードゲーム未経験者でも簡単に遊べる。
タイルの辺とアイコンの2重のパズルが良い。
全体的にパズル要素が高く評価されており、タイルのコストと収入のバランスや配置場所など考えることが多く、「面白い」「楽しい」というコメントが多く寄せられていました。
中には、ウヴェ ローゼンベルク氏のパズル作品の中で一番好きだと言われている方も居られます。
気になる口コミ
得点計算が大変
プレイヤー間のインタラクションは控えめ。
ほぼ毎ターン得点計算が行われますが、各タイルの隣接関係を都度確認して得点計算を行うのは大変だというコメントがありました。
また、プレイヤー間で相互に影響するのはタイルの早取りぐらいのため、インタラクションは控えめと言えます。
その他にも、リンゴのデザインが似通っていて、特に青リンゴと緑リンゴの視認性の悪さが指摘されていました。
生の声(Twitter)
スリーブと内容物
本作にカード型のコンポーネントは含まれておりません。
そのため、カードスリーブは不要です。
エラッタ/補足情報
記事作成時点で公開されているエラッタはありません。
なお、最新の情報は公式サイトをご確認ください。
日本語版の販売/再販予約情報
2023年6月22日時点では日本語版の制作進行中で、発売日も決まっておりません。
最新の情報は公式サイト、および各ショップサイトにてご確認ください。
発売日が2023年8月24日に決定し、8月9日時点で各ショップにて予約受付が始まっています。
拡張/シリーズ
国内では、本作の拡張/シリーズは発売されていません。
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