
『バロニィ:ロイヤルエディション』は、帝国の辺境を舞台に、野心あふれる男爵たちが覇権を争う領土拡大型の戦略ボードゲームです。
騎士を展開し、村や要塞を築いて都市に発展させながら領地を広げ、資源を蓄えて爵位を上げ、最終的には“王位”を目指します。
アクションは1手番1つだけというシンプルなルールながら、陣取りや建築、育成要素が絶妙に絡み合う駆け引きが魅力。
さらに、魔法や英雄が登場する2つの拡張セット「ソーサリー」「ヒーローズ」も同梱されており、幅広いプレイを楽しむことができます。
この記事では、本作のルール概要や遊び方、プレイした方々の評価をもとに、その魅力を徹底解説します。
バロニィ:ロイヤルエディションの基本情報
本作の基本情報/商品概要は次の通りです。
| タイトル | バロニィ:ロイヤルエディション |
| メーカー | ホビージャパン |
| プレイ人数 | 2〜5人 |
| プレイ時間 | 60分 |
| 対象年齢 | 14歳以上 |
| デザイナー | Marc André |
| 発売日 | 2025年8月 |
| 定価 | 13,200円(消費税10%込) |
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| バロニィ:ロイヤルエディション | ||
| 2〜5人 | 60分 | 14歳以上 |
| シンプルなルールながらも、奥深い戦略とインタラクションが楽しめる陣取り系ボードゲーム『バロニィ』に、2つの拡張を加えた新版が登場。 | ||
コンポーネント
『バロニィ:ロイヤルエディション』のコンポーネント/内容物は次の通りです。

内容物の一覧をみる
・地形タイル:50枚
・木製コマ:140個
・得点ボード:1枚
・得点マーカー:5個
・資源トークン:100枚
・リファレンスボード:5枚
・呪文タイル:9枚
・魔力トークン:30枚
・支配トークン:25枚
・英雄カード24枚
・スタートプレイヤートークン:1枚
・ルールブック
バロニィ:ロイヤルエディションの概要と遊び方
目的
プレイヤーは、帝国の辺境を治める小領主として、騎士を派遣しながら勢力を拡大し、村や都市を築いて支配地を広げていきます。
各地で得られる資源を集めて爵位を上げ、最終的に「公爵」の地位に到達し、最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
勝利には、領地の広さだけでなく、資源管理や都市の建設タイミング、他プレイヤーとの位置関係など、さまざまな要素を踏まえた判断が求められます。
アクションの選択肢は明確かつシンプルながら、一手ごとの影響が盤面全体に及ぶため、中長期的な計画と周囲の動きを読む力が重要となります。

ゲームの進行
ゲームはラウンド制で進行し、各ラウンドで全プレイヤーが順番に手番を行います。
1手番にできることは1アクションのみで、選べるアクションには次の6種類があります。
「毎ターンに選べるアクションは1つだけ」という制約が、各手番の選択に重みを持たせ、シンプルながらも高い戦略性を生み出しています。
自分の都市から新たに騎士コマを2体配置します(※湖に隣接する都市なら3体)。
領土拡大や村の防衛に必要な騎士は、この「登用」アクションでしか補充できません。
自分の騎士コマを1〜2体まで、隣接する空きマスまたは敵コマのあるマスに移動させます。
移動先のマスに敵プレイヤーの駒が1つだけある場合(騎士または村)、自分の騎士2体をそのマスに移動させることで、その駒を排除できます。
ただし、同じ敵プレイヤーの駒が2つ以上あるマスには移動できません。
盤上の自分の騎士コマ1体を取り除くことで、そのマスに自分の村または要塞を建設します。
建設を行ったマスに応じた資源トークンを1枚獲得し、そのマスは自分の支配地になります。
- 村:後に都市へと発展可能で、得点の布石となる拠点。
- 要塞:他プレイヤーの侵入を防ぐ防衛拠点として活躍します。
要塞は防衛に特化した拠点、村は後述の都市化によって発展が可能です。
自分の村コマ1つを取り除き、その場所に都市コマを配置します。
都市を建てると即座に10点の勝利点を獲得でき、以降は騎士の補充拠点としても活用できます。
さらに、都市には他プレイヤーの騎士が侵入できないため、防衛面でも強力な役割を果たします。
自分の個人ボードから騎士コマを2体取り除き、そのうち1体を別の空きマスに配置します。
もう1体の騎士はゲームから除去され、以後使用できません。
資源トークンを15点分支払うことで爵位を1段階昇格できます。
すべてのプレイヤーは男爵から始まり、 子爵 → 伯爵 → 侯爵 → 公爵の順に昇格していきます。
昇格のたびに得点を獲得し、誰かが公爵に到達するとそのラウンドでゲームが終了します。
ゲームの終了と勝利条件
誰かが公爵(最高位の称号)に到達すると、そのラウンドの終了時にゲームが終了します。
ゲーム中に獲得した得点(都市の建設や爵位の昇格によるもの)に、手元に残った資源トークンの点数を加えた総得点が最も高いプレイヤーが勝者となります。

拡張要素:魔法ルールと英雄カード
本作は、「ソーサリー」と「ヒーローズ」の2つの拡張セットを同梱した豪華版です。これらの拡張を導入することで、ゲームの戦略性がさらに広がります。
魔法拡張「ソーサリー」
基本ゲームには存在しなかった“魔法”の要素が加わります。
この拡張を導入すると、盤上の特殊地形「ミステリアスロケーション」に自軍の騎士を送り込むことで魔力トークンを獲得し、それを消費して呪文タイルの効果を発動できます。
魔法を使えば、敵の騎士の移動を封じたり、自軍の騎士を一度に増強したりと、通常のアクションではできない強力な効果で戦況を一変させることができます。

英雄拡張「ヒーローズ」
この拡張では、各プレイヤーに英雄カードが配られ、1回限り使用できる強力な特殊能力を持つようになります。
英雄カードの効果は好きなタイミングで発動でき、たとえば「自軍の騎士を瞬間移動させる」「追加の資源を獲得する」「敵の行動を妨害する」など、毎回異なる戦略を楽しむことができます。
使いどころによっては一発逆転も狙えるため、序盤から積極的に使うか、終盤まで温存するかの判断も勝敗を左右するカギになります。
さらに、英雄カードの効果はプレイヤーごとに異なるため、非対称な展開が楽しめるのも特徴です。

バロニィ:ロイヤルエディションの関連動画
本製品の詳細や遊び方などについては、以下のYouTube動画でもわかりやすく紹介されています。
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
| タイトル | Barony: Royal Edition |
| タイプ | |
| カテゴリ | |
| メカニズム | |
| 推奨人数 | 2~5人 |
| 最適人数 | 5人 |
| 原作販売年 | 2025年 |
プレイヤーの感想・評価まとめ
ゲームに対するボードゲーマーの声や、実際にプレイしたユーザーの感想を紹介します。
Xのツイート
ここでは、本作に関するX(旧Twitter)での投稿をピックアップして紹介します。
プレイヤーの感想・評価まとめ
BGGなどに寄せられている実際のレビューをもとに、肯定的なコメントや否定的なコメントを要約して紹介します。
✅ 肯定的なコメントと評価
| シンプルながら奥深いルール | 多くの人が「ルールが簡単」「教えやすい」と評価しており、短時間で習得できる一方で、騎士の配置や爵位の昇格といった判断に戦略性がある点が高く評価されています。 「コンパクトな設計ながら考える余地が多い」「波のように領地が広がったり縮んだりするのが面白い」といった声も見られます。 |
| 高いインタラクションと盤面の緊張感 | プレイヤー間で直接的な干渉(移動・撃破・資源の奪取)が発生することで、単なる陣取りにとどまらず、「にらみ合い」や「牽制」といった駆け引きが生まれると好評です。 「無作為性がなく、噛み応えのあるインタラクションが良い」というコメントもありました。 |
| プレイ感とプレイ時間のバランスが優秀 | 1時間程度でも十分に満足感が得られる濃密なプレイ体験が、多くの中~重量級ゲーム愛好者から高く評価されています。 「4人プレイでもテンポがよく、ボード上にたくさんの動きが生まれる」「長大なルールを読まずに遊べるのが嬉しい」といった感想も見受けられました。 |
| コンポーネントの質感と拡張の充実 | 新版では拡張があらかじめ同梱されている点や、物理的なコンポーネントの完成度も好評です。 |
❌ 否定的な感想と注意点
| 2人プレイでは満足度が低め | 一部のプレイヤーからは「2人だと間延びする」「競合が発生しにくくて退屈」といった声があり、3人以上でのプレイがベストという意見が目立ちます。 「5人では盛り上がったが、2人では眠くなる展開だった」との指摘もありました。 |
| 他の陣取りゲームとの差別化に欠ける | ゲームシステムが古典的で、特にエリアコントロール系に慣れたプレイヤーには「やや新鮮味に欠ける」と感じられることもあるようです。 「2015年のゲームにしては古臭く感じる」「良くできてはいるが、突出した魅力はない」とのコメントも見られました。 |
| コンポーネントの視認性にやや難あり | 新版のプレイヤーボードについて、「アイコンが小さくて見づらい」といった視認性への指摘も一部にありました。 |
カードに合うスリーブ
『バロニィ:ロイヤルエディション』にカード型のコンポーネントは含まれていないため、スリーブは必要ありません。

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