
『ツカナ諸島の小径』は、スコアシートに小径(小道)を引き、名所や村同士を接続することで得点していく紙ペンゲームです。
過去にもテンデイズゲームズより日本語訳付きが発売されましたが、2024年に発売される日本語版では「フェリー拡張」が同梱されます。
この記事では本作の概要や口コミ、評判などを中心に幅広く紹介します。
ツカナ諸島の小径の基本情報
本作の基本情報/商品概要は次の通りです。
タイトル | ツカナ諸島の小径 |
メーカー | テンデイズゲームズ |
プレイ人数 | 1〜8人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
デザイナー | Kristian Amundsen Østby Eilif Svensson |
発売日 | 2024年7月3日 |
定価 | 5,500円(消費税10%込) |
日本語版では、海外では別売りだった「拡張:フェリー」も同梱されています。
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ツカナ諸島の小径 | ||
1〜8人 | 15分 | 8歳以上 |
複数の村や名所が描かれたスコアシートに小径(小道)を描き、名所や村同士を接続することで得点していく紙ペンゲーム。 |
コンポーネント
『ツカナ諸島の小径』のコンポーネント/内容物は次の通りです。

内容物の一覧をみる
・準備カード:13枚
・地形カード:27枚
・青ボーナスカード:10枚
・赤ボーナスカード:5枚
・得点記録用紙:1冊
・鉛筆:8本
本作のルールブックがテンデイズゲームズの公式サポートページで公開されています。
ルール・遊び方
1ラウンドは13ターンで構成されており、ターンごとに公開される2枚の地形カードに従って自分のスコアシートに小径(小道)を描いていきます。
スコアシートには複数の村や名所があり、村と名所もしくは特定の村同士を接続することで勝利点を獲得します。
2ラウンドを終えるとゲームが終了し、最終的な合計得点をプレイヤー同士で競い合います。
ゲームの準備
ゲームの準備手順は以下の通りです。
地形カードをシャッフルして山札を作る。
セットアップカードから1枚をランダムに選び、各プレイヤーはカードに描かれた順番でスコアシートに村を配置する。
セットアップカードから1枚をランダムに選び、各プレイヤーはカードに描かれた順番でスコアシートに村を配置する。

プレイヤー毎に異なる場所に村を配置するため、それぞれ1文字ずつ開始場所をずらしてシートに書き込んでいきます。

プレイ人数に応じた青ボーナスカードを、表向きで中央に配置する。
ゲームの流れ
ゲームは2ラウンドに渡って行われて、プレイヤーはゲーム終了までにより多くの勝利点の獲得を目指します。
各ラウンドは13ターンで構成され、それぞれのターンでは「地形カードの公開」と「小径(小道)の線引き」を順番に実行します。
カードの公開と線引き
ターンの開始時に地形カードの山札から2枚を引いて公開します。
それぞれの地形カードには1つの地形が描かれており、各プレイヤーは公開された2種類の地形が隣接するマスを繋ぐように線を引きます。

名所と村の接続
スコアシートにはオベリスク、本、オオハシ、イエティ、海の怪物の5種類の名所が2ヶ所ずつあり、プレイヤーは村と名所を線で繋ぐことで勝利点を獲得します。
さらに、2ヶ所ある同じ種類の名所を2つとも村と接続した場合、追加ボーナスとして任意のマスに小径(小道)を引くことができます。
追加ボーナスで小径を引いて新たに他の名所と村を接続した場合、さらに小径が引けてコンボに繋げることも可能です。

村同士の接続
スコアシートにはA~Eの5種類の村が2ヶ所ずつあり、同じ文字の2つの村を接続することで勝利点を獲得します。
さらに、青ボーナスカードで示された特定の村同士を接続した最初のプレイヤーは、追加のボーナス点を得ることができます。

ラウンドの終了
27枚の地形カードを2枚ずつ公開していき、13ターンを終えてカードが残り1枚になるとラウンドが終了します。
各プレイヤーはラウンド終了時点で村に接続した名所の数から、そのラウンドの合計得点を計算します。

ゲームの終了
2ラウンドを終えて、そのラウンドの得点計算を終えたらゲームは終了します。
各プレイヤーは「ラウンドごとの名所の得点」「接続した村の得点」「達成したボーナスカードの得点」から最終得点を計算し、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。

選択ルール
本作では主に3種類のバリアントルールが収録されています。
グランデ島(ISLA GRANDE)
各プレイヤーは、スコアシートのグランデ島(ISLA GRANDE)の面を使用します。
グランデ島の面はプチ島と以下の点が異なります。
- 1ゲームは3ラウンドをプレイする。
- 島の形や地形が異なる。
- 5種類の名所はそれぞれ3か所ずつ存在する。
- 同じ種類の3か所目の名所を村に接続したときのみ、追加の小径を引くことができる。

赤ボーナスカード
赤ボーナスカードを加えて遊ぶ場合、プレイヤー人数に応じてゲーム開始時に1~2枚のカードを公開します。
赤ボーナスカードにはそれぞれ名所が描かれており、2つの名所を最初に接続したプレイヤーが追加のボーナス点を獲得できます。

ソロモード
『ツカナ諸島の小径』ではスコアアタック形式のソロモードを遊ぶことができます。
ソロモードでは、青ボーナスカードが最終ラウンドで2枚だけになるなどの変更点はありますが、基本的なルールはマルチプレイと変わりません。
ゲーム終了時の最終得点によって、そのゲームでの評価が決定します。
フェリー拡張
日本語版にはフェリー拡張が収録されます。
フェリー拡張では「バイーア島(ISLA BAHIA)」と「アビータ島(ISLA HABITA)」の2種類の新たなマップを遊ぶことができます。
いずれも新たな名所として4隻のフェリーが追加され、それぞれのフェリーは接続済みの小径と見なされる固有の航路を持っています。

名所を接続したときのボーナスも変更されており、名所によって得られるボーナス(得点または小径)が異なるため、戦略の幅が広がっているように思います。
なお、フェリーは4つ目を接続することで追加の小径ボーナスが得られますが、3つ目以降はマイナス点になるため注意が必要です。

さらに、「アビータ島(ISLA HABITA)」では新たに3つの村が増え、新たな村同士を最初に接続したプレイヤーはボーナスを得るなどのルールが追加されています。
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | Trails of Tucana |
版元 | Aporta Games |
タイプ | |
カテゴリ | |
メカニズム | |
推奨人数 | 1~8人以上 |
最適人数 | 3~5人 |
原作販売年 | 2019年 |
評判・口コミの紹介
『ツカナ諸島の小径(小道)』に関する反応や口コミなどを紹介します。
通販サイトのリンク
それぞれの通販サイトにおける検索結果のリンク集は次の通りです。
通販サイト | 備考 |
---|---|
Amazon | - |
Engames | - |
JELLY JELLY STORE | - |
Yahooショッピング | - |
あみあみ | - |
ケンビル | - |
ジョーシン | - |
すごろくや | - |
駿河屋 | - |
テンデイズゲームズ | 公式サイト |
バトンストア | - |
ビッグカメラ | - |
ヨドバシカメラ | - |
楽天市場 | - |
カードに合うスリーブ
『ツカナ諸島の小径』のカードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
カードサイズ | 58×88mm |
カードの枚数 | 55枚 |
スリーブサイズ | アメリカンサイズ |
アメリカンサイズ用のスリーブをみる
アメリカンサイズ用のスリーブを4種類紹介します。
①ホビーベース アメリカンサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 60×92mm/0.1mm | 50枚 |
②ホビーベース アメリカンサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 59×91mm/0.05mm | 100枚 |
③Engamesスリーブ ブリッジサイズ・ハード
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ハード | 59×90mm/0.1mm | 100枚 |
④Engamesスリーブ ブリッジサイズ・ソフト
タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
---|---|---|
ソフト | 59×90mm/0.05mm | 100枚 |
関連作品の紹介
ツカナビルダーズ(Tucana Builders)
『ツカナビルダーズ』は、「ツカナ諸島の小径」の続編にあたるタイル配置ゲームです。
プレイヤーはタイルを配置して3色の小屋と4種の動物を繋ぐことで勝利点を獲得し、ゲーム終了時点の合計点を競い合います。

ツカナ諸島の小径 | ||
1〜8人 | 15分 | 8歳以上 |
複数の村や名所が描かれたスコアシートに小径(小道)を描き、名所や村同士を接続することで得点していく紙ペンゲーム。 |
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