株式の売買により利益を得ながら、慈善事業に寄付をして富と名声を築いていく先物取引ボードゲーム『リッチ&グッド 〜大勝負〜』のゲーム概要やスリーブ、国内外の評価やコメント、拡張/シリーズなどを紹介します。
どんなゲーム?
『リッチ&グッド 〜大勝負〜』は、実業家として巧みに商品の株式を売買して利益を得ながら、慈善事業に寄付をして富と名声を築いていく、株式売買がテーマの先物取引ゲームです。
各ラウンドは4つのターンからなり、各ターンは「株式売買フェイズ」と「株価操作フェイズ」の2つのフェイズで構成されています。
株式売買フェイズでは、スタートプレイヤーから順番に3枚までの株式を購入するか売却することができます。また、株式を慈善事業に寄付することもでき、全員が株式の売買または寄付を行ったら株価操作フェイズに移ります。
株価操作フェイズでは、スタートプレイヤーから順番に、自分の左右にあるカードスタンドから1枚ずつ株価操作カードを選んでプレイします。カードには-6~+6までの数字と商品のイラストが描かれており、プレイしたカードにより対象の株価を操作することができます。ただし、2枚目にプレイしたカードは効果が半減されます。
株価を操作することで、保有している株式の価値を高めて次の「株式売買フェイズ」で高く売却したり、株式の価値を落として安く購入することも可能になります。また、株価操作カードは両隣のプレイヤーと共有して使用するため、時には互いに協力して同じ商品の株価を操作することも求められます。
ただし、相手プレイヤーのもう片方の手札を知る手段は無いため、先に購入した株式の株価をいきなり下げられるなど、他プレイヤーに出し抜かれないように注意を払いながら、株式売買や株価操作を行う必要があります。
4ターンが終了したらラウンドが終了し、すべてのプレイヤーは慈善事業に寄付した株式カードを時価で現金化します。慈善事業に寄付した株式は自分のお金にはなりませんが、2ラウンド終了時に最も寄付額が少ないプレイヤーは強制敗北となります。株式でどれだけ利益を得ていても、寄付額が少なければ意味がないため、他プレイヤーの動向や株価を意識しながら寄付も行うことが重要となります。
6ラウンドの終了とともにゲームが終了し、寄付額が最も少ないプレイヤーを除いて、最も多くのお金を獲得したプレイヤーの勝利となります。
・隣プレイヤーと共有する手札で株価を操作する先物取引ゲーム
・慈善事業への寄付が最低額のプレイヤーは強制敗北
・2008 年発売のカルロ・ロッシの名作「Hab&Gut」の新版
・本作では2人プレイルールも収録
・旧版はメビウスゲームズにて日本語訳付き輸入版が「大勝負」の名前で流通していた。
評判・口コミまとめ
ここからは、実際に本作をプレイした人の口コミを紹介していきます。
・簡単なルールでプレイ時間も短いため、誰とでも遊びやすい。 |
・株式市場というテーマを上手くゲームに取り込んでいる。 |
・隣プレイヤーと手札を共有するメカニズムが比較的高く評価されている。 |
・人数が増えるほど運の要素が大きくなる。 |
作品データ
タイトル | リッチ&グッド 〜大勝負〜 日本語版 (原題:Hab&Gut) |
カテゴリ/ メカニクス | 戦略ゲーム ハンドマネジメント 投資 |
ゲームデザイン | Carlo A. Rossi |
プレイ時間 | 45分 |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年齢 | 13歳以上 |
発売元 | サニーバード |
発売時期 | 2023年5月 |
定価 | 6,380円(消費税10%込) |
BGGのランキング・評価
BGGにおけるランキング・評価などは次の通りです。
タイトル | The Rich and the Good |
ランキング | 1,560 |
評価 | 7.1 |
おすすめ人数 | 3~5人 |
最適人数 | 4人 |
重さ/複雑さ | 2.16 |
原作の販売年 | 2008年 |
内容物 / コンポーネント
・ゲームボード:1枚
・価格マーカー:6個
・慈善投資ボード:5枚
・カード立て:5個
・スタートプレイヤーマーカー:1個
・株価操作カード:54枚
・株式カード:60枚
・紙幣
カードスリーブ
カードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
カードサイズ:44×68mm
カードの枚数:114枚
スリーブサイズ:ミニユーロサイズ
エラッタ/補足情報
公式で公開されているエラッタ情報はありません。
口コミ/販売情報
Amazonの口コミや、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認お願いします。
ボードゲームは数年の再販待ちや絶版も珍しくないため、予算が許すなら買える時に購入することをお勧めします。
拡張/シリーズ
国内では、本作の拡張/シリーズは発売されていません。
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