
『ブラス:バーミンガム』は、産業革命期のイングランドを舞台に、運河・鉄道と産業施設を広げながら勝利点を競う重量級の経済戦略ゲームです。
プレイヤーは事業家となり、炭鉱、製鉄所、紡績所、窯元、醸造所などを建設し、資源や販路を活用しながら自分の産業網を伸ばしていきます。
石炭・鉄・ビールの扱い、他プレイヤーの資源を使える相互作用、運河時代から鉄道時代へ移る2時代構成が特徴です。
この記事では、『ブラス:バーミンガム』のルール概要や特徴、基本情報、プレイヤーの感想、BGGにおける評価、スリーブ情報などを整理して紹介します。
ブラス:バーミンガムの基本情報
『ブラス:バーミンガム』の基本情報は以下のとおりです。
| タイトル | ブラス:バーミンガム |
| メーカー | アークライト |
| プレイ人数 | 2~4人 |
| プレイ時間 | 60~120分 |
| 対象年齢 | 14歳以上 |
| 発売日 | 2019年11月28日 |
| 定価 | 9,020円(消費税10%込) |
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| ブラス:バーミンガム | ||
| 2~4人 | 60~120分 | 14歳以上 |
| 産業革命期のイングランドで、運河・鉄道と多様な産業施設を広げながら勝利点を競う重量級の経済戦略ゲーム。 | ||
コンポーネント
『ブラス:バーミンガム』のコンポーネント/内容物は次の通りです。

内容物の一覧をみる
・ゲーム盤:1枚
・個人ボード:4枚
・人物タイル:4枚
・収入マーカー:4個
・勝利点マーカー:4個
・運輸タイル:56枚(各色14枚、両面仕様)
・産業タイル:180枚(各色45枚)
・通常カード:64枚(都市カード41枚、産業カード23枚)
・ワイルドカード:8枚
・早見表:4枚
・硬貨:77枚
・石炭トークン:30個
・鉄トークン:18個
・ビール樽トークン:15個
・ルール説明書:1冊
・商人タイル:9枚
ブラス:バーミンガムのルール概要と特徴
『ブラス:バーミンガム』では、プレイヤーが産業革命期の事業家となり、運河時代と鉄道時代の2つの時代を通じて産業網を広げます。建てた産業を売却したり、資源を使い切ったりしてタイルを裏返し、収入と勝利点につなげていく戦略ゲームです。
各手番では、最初のラウンドを除き2アクションを行います。主な行動は、産業タイルを置く「建設」、運河や鉄道を伸ばす「敷設」、自分のボードから産業タイルを取り除く「開発」、紡績所・工場・窯元を売る「売却」、資金を得る「借金」、ワイルドカードを得る「偵察」です。
建設にはカードの使い方が関わります。都市カードならその都市に、産業カードなら自分のネットワーク内に対応する産業を建てられるため、手札と盤面のつながりを見ながら計画を組み立てる必要があります。

本作らしい悩ましさは、資源が完全に自分専用ではないところにあります。石炭・鉄・ビールは使い方が異なり、他プレイヤーの資源を使えることもあります。ただし、相手の資源を使うことで、相手の産業タイルが裏返り、相手の収入や勝利点につながることもあります。
そのため、相手に資源を使われることが単純な損とは限りません。どの産業を建てるか、いつ売却するか、どの資源を先に使うかによって、自分の得点と相手の得点が同時に動くのが大きな特徴です。
また、支払った金額が次ラウンドの手番順に影響するため、お金を多く使えばよいとは限りません。大きく投資して先に盤面を押さえるか、支出を抑えて次の手番を早めるかの判断も重要です。
運河時代が終わると得点計算を行い、盤面上のレベル1産業タイルは取り除かれます。一方で、レベル2以上の産業タイルは鉄道時代にも残るため、どの時代を見据えて建設するかも考える必要があります。
鉄道時代の終了後、最終的に勝利点が最も高いプレイヤーが勝利します。同点の場合は収入、さらに同じ場合は所持金で判定します。

プレイヤーの感想・評価まとめ
BGGコメントでは、産業、資源、ネットワーク、収入が絡み合う経済システムの深さが高く評価されています。他プレイヤーの資源や路線を使えるため、競争しながら相手の行動が自分の利益にもつながる点が面白いという声があります。
一方で、石炭・鉄・ビールの使える条件や、時代の切り替えに関する細かいルールは好みが分かれるようです。初回や4人プレイでは、考える時間や待ち時間が長くなりやすいという指摘もあります。
『ブラス:ランカシャー』と比べて、ビールや新施設による自由度を評価する声がある一方、要素が絞られ、盤面や資源の取り合いがシビアな『ランカシャー』を好む人もいます。
✅ 肯定的な評価
| 経済システムの深さ | 産業、資源、ネットワーク、収入が絡み合う重厚な経済パズルが評価されています。相手の行動によって盤面が動く点も魅力として挙げられています。 |
| 相互作用の面白さ | 他プレイヤーの資源や路線を使えるため、競争しながらも相手の行動が自分の利益につながることがあります。この独特の相互作用が面白いという声があります。 |
| 手番順と資金管理 | 使った金額が次ラウンドの手番順に影響するため、単に多く払えばよいわけではありません。資金、借金、行動順をまとめて考える必要がある点が好評です。 |
| 産業タイルを裏返す達成感 | 資源を使い切ったり売却したりして産業タイルを裏返し、収入や得点につなげる流れの気持ちよさを評価する声があります。 |
| 遊ぶほど深まるリプレイ性 | カード、商人タイル、他プレイヤーの建設によって毎回違う判断が求められる点が評価されています。繰り返し遊ぶほど理解が深まるゲームとして好評です。 |
❌ 注意点・好みが分かれる点
| 資源ルールが覚えにくい | 石炭、鉄、ビールで使える条件が異なり、初回は「何がどこから使えるのか」で混乱しやすいという指摘があります。 |
| 細かい例外の多さ | 基本アクションは多すぎない一方で、建設条件、ネットワーク、ビール、時代切り替えなどの細部を覚える必要があります。何度か遊ぶまでは確認が必要という声があります。 |
| 長時間化 | 重量級ゲームらしく考えることが多く、初回や4人プレイでは待ち時間やプレイ時間が長くなりやすいという指摘があります。 |
| 手札に左右される | 建設にはカード条件があるため、狙った場所や産業をすぐ建てられないことがあります。偵察で補えるものの、手札に縛られる感覚は好みが分かれるようです。 |
| 盤面の暗さ・視認性 | アートは高評価される一方で、ボードが暗く見づらいという声もあります。明るい場所で遊ぶなどの工夫があるとよさそうです。 |
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(BoardGameGeek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
| タイトル | Brass: Birmingham |
| タイプ | |
| カテゴリ | |
| メカニズム | |
| 原作販売年 | 2018年 |
BGGのプレイ人数投票では、2~4人でのプレイが推奨されています。なかでも3人・4人は「最適」票が多く、特に4人がわずかに高い結果です。
| 人数 | 最適 | 推奨 | 非推奨 |
| 1人 | 0.0% | 8.2% | 91.8% |
| 2人 | 11.1% | 73.9% | 15.0% |
| 3人 | 61.6% | 36.8% | 1.6% |
| 4人 | 64.5% | 31.0% | 4.5% |
| 4人超 | 0.3% | 0.9% | 98.8% |
カードに合うスリーブ
『ブラス:バーミンガム』のカードサイズと枚数は次のとおりです。
| カードサイズ | 63.5×89mm |
| カードの枚数 | 76枚 |
| スリーブサイズ | ポーカーサイズ |
ポーカーサイズ用のスリーブをみる
ポーカーサイズ用のスリーブを5種類紹介します。
①ホビーベース T.C.G. ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 66×91.5mm/0.1mm | 50枚 |
②エポック レギュラーサイズ・ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 66×92mm/0.1mm | 80枚 |
③エポック レギュラーサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 66×92mm/0.05mm | 110枚 |
④Engames スタンダードサイズ・ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 65×90mm/0.1mm | 100枚 |
⑤Engames スタンダードサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 65×90mm/0.05mm | 100枚 |
関連作品・シリーズ
『ブラス:バーミンガム』の関連作品として、2007年版『ブラス』をもとにしたリメイク作品『ブラス:ランカシャー』があります。
運河・鉄道で産業網を広げる基本構造は共通していますが、『ブラス:バーミンガム』よりも要素が絞られており、盤面や資源の取り合いがよりシビアになりやすい点が特徴です。
『ブラス:ランカシャー』の詳細は、ブラス:ランカシャーの記事をご覧ください。

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