『チューリングマシン』は、「桁ごとの大小関係」や「同じ値の桁の有無」などを分析しながら「秘密の3桁のコード」を突き止める、論理分析ゲームです。
2023年8月11日に、すごろくやより日本語版が発売されました。
この記事では本作の概要や、国内外でのレビュー評価／口コミ、スリーブや拡張など幅広く紹介します。
チューリングマシンとは？
ルールの概要
『チューリングマシン』は、「桁ごとの大小関係」や「同じ値の桁の有無」などを分析しながら「秘密の3桁のコード」を突き止める、論理分析ゲームです。
秘密のコードは1～5の数字を組み合わせた3桁の数字で、「要件カード」「判定カード」「パンチカード」の3種類のカードを使って正解を導いていきます。
要件カードには▲■●の3種類の記号と、それぞれの記号が表す数字の特性が記されています。
例えば、４枚の要件カードに以下の特性が記されていた場合、全ての特性を満たす数字は▲=3 ■=2 ●=4となり、回答の324を導くことができます。
特性１：●=4に等しい
特性２：▲は■より大きい
特性３：▲+■=5
特性４：すべての数字は異なる
※適当に作ったので、もし誤っていたら教えてください。
ただし、要件カードには偽の誤った特性も記されています。
そのため、「要件カードに書かれた正しい特性を見つけ出し」「すべての特性を満たした3桁の数字を突き止める」の2段階で推理する必要があります。
要件カードの複数ある中から正しい特性を見つけるには、「判定カード」と「パンチカード」を使用します。
3枚のパンチカードを重ね合わせた時、必ず1マスだけ穴が開くようになっており、そこに判定カードを重ねることで正しい特性かどうかを判定することができます。
先ほどの問題を例に、１枚の要件カードに「●=4に等しい」「●は4より大きい」「●は4より小さい」の3つの特性が記載されていたとします。
プレイヤーが正解を▲=3 ■=3 ●=4と予想して、対応するパンチカードと判定カードを重ね合わせた時、パンチカードの開いた穴にチェックマークが表れて「●=4に等しい」の特性が正しいことが判定できます。
なお、この時に●=4以外のパンチカードを使った場合は「×」が表れて、その特性が誤っていることが分かるようになっています。
また、「▲は■より大きい」を判定した場合は、パンチカードをどのように組み合わせても、条件さえ満たしていれば正解のチェックマークが表れる不思議な仕掛けになっています。
全ての要件カードで正しい特性を見つけ出し、いち早く正解の3桁のコードを突き止めたプレイヤーの勝利となります。
チューリングマシンの特徴／詳細
幅広い難易度に対応
難易度は「簡単」「普通」「難しい」の3段階に加えて、より高度な分析力が問われる「エクストリーム」「ナイトメア」モードがあります。
難易度によって「要件カード」と「判定カード」の組み合わせ枚数が増えたり、特殊ルールの追加などがあります。
設問数は700万以上
本作には47通りの問題が収録されています。
さらに、公式のウェブアプリにアクセスすることで、毎日更新される「デイリーチャレンジ」をはじめとする700万通り以上の設問を遊ぶことができます。
日本語版の販売／再販予約情報
2023年9月25日時点では、大手通販サイトでの取り扱いはありません。
価格や販売時期はショップごとに異なるため、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認ください。
ポチップ
価格や販売時期はショップごとに異なるため、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認ください。
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG（Board Game Geek）におけるランキング・評価などは次の通りです。
評判・口コミまとめ
『チューリングマシン』を実際にプレイした人の口コミを紹介します。
評判の良い口コミ
難易度は高いが、満足のいく論理パズルが楽しめる。
何度もプレイしたくなる中毒性がある。
カードを組み合わせるギミックも相まって、推理／パズルゲームとして非常に高く評価されています。頭の体操として日々遊んでいるというコメントもありました。
また、ルール自体は難しくなく、難易度調整も可能なため、子供から大人まで幅広く遊ぶことができます。
ちなみに複数人で遊ぶ場合も、大部分が同時進行できるため、ダウンタイムが少なく快適に遊べると好評です。
気になる口コミ
4人まで遊べるが、ほとんどソロメインのゲームである。
ウェブアプリの利用が前提になっている。
ゲームの性質上、複数人よりもソロプレイがメインになりそうです。
また、本体には47通りの問題しか収録されていないため、ウェブアプリを使わないとリプレイ性などが大きく低下します。
その他、「設問に合わせてカードを取り出す準備が手間」「推理ゲーム自体が万人受けしない」といったコメントも寄せられていました。
生の声（Twitter⇒X）
チューリングマシンは、去年のスカウトアクション1位の論理推理ゲーム。この手のゲームは苦手なんだけど、1回のプレイ時間は少ないし低い難易度なら時間調整に良い感じのゲームだと思った。上位難易度のエクストリームやナイトメアは説明を聞くだけで厳しそうに感じた。
— なかじー (@nakaji_c) August 12, 2023
スリーブと内容物
カードサイズ／スリーブ
2種類のカードがあり、それぞれのカードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
| カードサイズ： | 90×90mm |
| カードの枚数： | 95枚 |
| スリーブサイズ： | 特殊サイズ（対応スリーブ無し） |
| カードサイズ： | 57×89mm |
| カードの枚数： | 48枚 |
| スリーブサイズ： | アメリカンサイズ |
アメリカンサイズ用のスリーブを４種類紹介します。
①ホビーベース アメリカンサイズ・ハード
| タイプ | サイズ／厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 60×92mm/0.1mm | 50枚 |
②ホビーベース アメリカンサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ／厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 59×91mm/0.05mm | 100枚 |
③Engamesスリーブ ブリッジサイズ・ハード
| タイプ | サイズ／厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 59×90mm/0.1mm | 100枚 |
④Engamesスリーブ ブリッジサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ／厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 59×90mm/0.05mm | 100枚 |
内容物
エラッタ／補足情報
2023年8月22日時点で公開されているエラッタ情報はありません。
ポチップ
拡張／シリーズ
『チューリングマシン』の拡張／シリーズは発売されていません。
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