
『パンデミック:新たなる試練』は、医療研究チームの一員となり、世界中に広がる感染症に立ち向かう協力型ボードゲームです。プレイヤー全員で4種類の治療薬の発見を目指します。
各プレイヤーは異なる役割を担当し、都市を移動しながら感染者の治療、カードの共有、調査基地の設置などを行います。役割ごとの強みを活かし、誰がどの都市へ向かうかを相談しながら進めるのが特徴です。
手番のたびに感染は広がり、エピデミックが起きると一度感染した都市が再び危険になります。限られた4アクションで感染拡大を抑えるか、治療薬の発見を急ぐかを判断する、切迫感のある協力ゲームです。
2009年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートを含む複数の賞で評価され、協力ゲームの定番作として知られています。
この記事では、『パンデミック:新たなる試練』のルール概要や特徴、基本情報、プレイヤーの感想、BGGにおける評価、スリーブ情報などを整理して紹介します。
パンデミック:新たなる試練の基本情報
『パンデミック:新たなる試練』の基本情報は以下のとおりです。
| タイトル | パンデミック:新たなる試練 |
| メーカー | ホビージャパン |
| プレイ人数 | 2~4人 |
| プレイ時間 | 約45分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| デザイナー | Matt Leacock |
| 発売日 | 2013年7月 |
| 定価 | 5,500円(税込) |
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| パンデミック:新たなる試練 | ||
| 2~4人 | 45分 | 8歳以上 |
| 感染拡大を食い止めながら、4種類の治療薬の発見を目指す定番の協力型ボードゲーム。 | ||
コンポーネント
『パンデミック:新たなる試練』のコンポーネント/内容物は次の通りです。

内容物の一覧をみる
・ゲームボード:1枚
・役割カード:7枚
・プレイヤーコマ:7個
・プレイヤーカード:59枚
・感染カード:48枚
・参照カード:4枚
・調査基地:6個
・マーカー:6個
・病原体コマ:96個
・説明書:1冊
パンデミック:新たなる試練のルール概要と特徴
『パンデミック:新たなる試練』では、各プレイヤーが病原体対策チームの一員となり、世界中に広がる4種類の感染症に対応します。プレイヤーは全員で協力し、感染が広がりきる前に4種類すべての治療薬を発見することを目指します。
手番では、最大4アクションを実行したあと、プレイヤーカードを2枚引き、最後に感染処理を行います。プレイヤーの行動と感染の拡大が交互に進むため、今すぐ治療すべき都市、カードを集めるために移動すべき都市、次に危険になりそうな地域を相談しながら進めます。

- アクション実行:最大4アクションを使い、移動や治療、カード共有などを行う
- カード補充:プレイヤーカードを2枚引く。エピデミックカードを引いた場合は追加処理を行う
- 感染処理:感染カードに従って都市に病原体コマを置く
- アウトブレイク:病原体コマが増えすぎると周辺都市へ感染が広がる
主なアクションには、都市間の移動、調査基地の設置、感染者の治療、知識の共有、治療薬の発見があります。治療薬を発見するには、調査基地のある都市で同じ色の都市カードを5枚集める必要があるため、どのカードを誰に集めるかが重要です。
プレイヤーにはそれぞれ役割があり、科学者は少ないカードで治療薬を発見でき、衛生兵は病原体コマを効率よく取り除けます。各役割の強みを活かし、移動、治療、カード共有をどう分担するかを相談することが本作らしい要素です。

手札補充時にエピデミックカードを引くと、感染率が上がり、感染カードの捨て札がシャッフルされて山札の上に戻ります。一度感染した都市が再び感染しやすくなるため、放置した都市が一気に危険になることがあります。
都市に同じ色の病原体コマが3個ある状態で、さらに病原体コマを置く必要があるとアウトブレイクが発生します。アウトブレイクでは周辺都市へ感染が広がり、連鎖すると盤面が一気に悪化するため、危険な都市をどこまで先に処理するかの判断が求められます。
4種類すべての治療薬を発見すれば、プレイヤー全員の勝利です。一方で、アウトブレイクが8回に達する、病原体コマが足りなくなる、プレイヤーカードを2枚引けなくなると敗北します。

エピデミックカードの枚数によって難易度を調整できるため、初回は少ない枚数で始め、慣れてきたらより厳しい設定に挑めます。感染拡大への対応と治療薬発見の両方を急ぐ、切迫感のある協力ゲームです。
プレイヤーの感想・評価まとめ
BGGコメントでは、協力ゲームの定番としての遊びやすさや、感染拡大に追われながら治療薬を探す緊張感が高く評価されています。短時間で教えやすく、協力ゲームを初めて遊ぶ人にも出しやすいという声があります。
一方で、全員で相談できる協力ゲームのため、経験者が他の人の手番まで指示してしまう問題を指摘する声があります。何度も遊ぶと展開が似て感じられる点や、カードに左右される点も好みが分かれるようです。
✅ 肯定的な評価
| 協力ゲームの定番 | 協力ゲームの代表作として高く評価されています。ルールが比較的分かりやすく、協力ゲームを初めて遊ぶ人にも紹介しやすいという声があります。 |
| 感染拡大の緊張感 | エピデミックやアウトブレイクによって感染が一気に広がるため、最後まで気が抜けないという声があります。あと1手で勝てるか負けるかの展開が印象に残りやすいようです。 |
| 役割ごとの協力 | 科学者、衛生兵、通信司令員など、役割ごとの能力を活かしてチームで動く点が好評です。各役割の強みを組み合わせる楽しさがあります。 |
| 短時間で遊びやすい | 45分前後で遊べる協力ゲームとして、家族やライト層にも出しやすいという声があります。重すぎない協力ゲームを求める人に合いやすい傾向があります。 |
| 難易度調整ができる | エピデミックカードの枚数で難易度を変えられるため、慣れてきたらより厳しい設定に挑める点が評価されています。 |
❌ 注意点・好みが分かれる点
| 経験者が指示しやすい | 全員で相談できるため、経験者や声の大きい人が他の人の行動まで決めてしまいやすいという指摘があります。参加者全員が自分で判断できる雰囲気づくりが重要です。 |
| カードに左右される | 感染カードやエピデミックカードのめくれ方によって、急に厳しい状況になることがあります。この予測しきれない展開を面白いと感じるか、理不尽に感じるかで評価が分かれます。 |
| 繰り返すと単調に感じる人もいる | 基本セットだけを何度も遊ぶと、同じような問題処理の繰り返しに感じるという声があります。拡張や別シリーズで変化を加えたくなる人もいます。 |
| テーマの受け止め方 | 感染症というテーマがゲームの緊張感につながる一方で、実際のパンデミック以降はテーマが重く感じられるという意見もあります。 |
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(BoardGameGeek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
BGGのプレイ人数投票では、公式対応人数の2~4人はいずれも推奨されています。なかでも4人が「最適」とされ、2人・3人も遊びやすい人数として評価されています。
1人プレイにも一定の推奨票がありますが、公式対応人数外のため、1人で複数キャラクターを操作するソロ用バリアントルールとして遊ぶ形になります。
| 人数 | 最適 | 推奨 | 非推奨 |
| 1人 | 10.7% | 47.6% | 41.7% |
| 2人 | 22.4% | 68.2% | 9.4% |
| 3人 | 36.0% | 61.2% | 2.8% |
| 4人 | 69.0% | 27.5% | 3.5% |
| 4人超 | 1.9% | 13.9% | 84.2% |
カードに合うスリーブ
『パンデミック:新たなる試練』のカードサイズと枚数は次のとおりです。
| カードサイズ | 63×88mm |
| カードの枚数 | 118枚 |
| スリーブサイズ | ポーカーサイズ |
ポーカーサイズ用のスリーブをみる
ポーカーサイズ用のスリーブを5種類紹介します。
①ホビーベース T.C.G. ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 66×91.5mm/0.1mm | 50枚 |
②エポック レギュラーサイズ・ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 66×92mm/0.1mm | 80枚 |
③エポック レギュラーサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 66×92mm/0.05mm | 110枚 |
④Engames スタンダードサイズ・ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 65×90mm/0.1mm | 100枚 |
⑤Engames スタンダードサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 65×90mm/0.05mm | 100枚 |
関連作品・シリーズ
『パンデミック:新たなる試練』には、基本セットに追加して遊ぶ拡張セットや、同じシステムをもとにしたシリーズ作品があります。
拡張セットとしては、『パンデミック:迫りくる危機』『パンデミック:科学の砦』『パンデミック:緊急事態宣言』などがあります。基本ゲームに慣れたあと、追加の役割やイベント、特殊ルールによって展開に変化を加えたい場合の候補になります。
シリーズ作品には、『パンデミック・レガシー』や、パンデミックシステムを使った作品があります。また、公式ページでは追加シナリオ『SCENARIO:ISOLATION』の日本語版も公開されています。

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