2~6人用の軽量級ボードゲーム『スパイシー』(原題:SPICY)がどんなゲームか、概要やスリーブサイズ、拡張、口コミ/レビューから感じた印象などを紹介します。
どんなゲーム?
『スパイシー』は、トランプの「ダウト」のように、時には嘘をつきながらカードを出して手札を減らしていくカードゲームです。
カードには1~10の数字に加えて、チリ・ワサビ・コショウの3種類のスパイスのどれかが描かれています。プレイヤーは6枚のカードを手札に持ち、スタートプレイヤーから順番にスパイスと数字を宣言しながら1枚ずつ裏向きにカードを出していきます。
宣言する内容は、スタートプレイヤーと同じスパイスかつ、1つ前の宣言より大きな数字を宣言しなければいけませんが、宣言の内容は嘘でも構いません。「ワサビの5」を「チリの5」や「コショウの7」など、スパイスと数字を偽った内容で宣言してカードを出すことができます。
宣言の内容が嘘だと思ったプレイヤーは、「チャレンジ」でスパイスと数字のどちらが嘘であるかを主張します。チャレンジに成功して嘘を言い当てた場合はそのプレイヤーが、チャレンジに失敗した場合はカードを出したプレイヤーが、場の全てのカードを勝利点として獲得します。
例えば「ワザビの5」の宣言に対して、チャレンジで「数字の5」が嘘であることを主張したとき、実際に場に出たカードが「コショウの5」であった場合、宣言自体が嘘であったとしてもチャレンジ失敗となり、カードを出したプレイヤーが勝利点を獲得します。
基本ルールに加えて、山札からカードを引いた時点でゲームが終了する「世界の終わりカード」や、様々なヴァリアントルールを適用する「辛さ百倍!カード」が収録されているため、長く楽しむことができます。
・ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト入りのブラフゲーム。
・シンプルなルールながら戦略性が高い。
・裏面が金ピカで特徴的なデザイン
・いくつものヴァリアントルールが収録されており長く楽しめる。
作品データ
タイトル | スパイシー (原題:SPICY) |
カテゴリ/ メカニクス | パーティーゲーム カードゲーム ブラフ ハンドマネジメント |
ゲームデザイン | Zoltán Győri |
プレイ時間 | 15分 |
プレイ人数 | 2~6人用 |
対象年齢 | 10歳以上 |
発売元 | ケンビル |
発売時期 | 2021年9月17日 |
定価 | 2,420円(消費税10%込) |
BGGのランキング・評価
BGGにおけるランキング・評価などは以下の通りです。
ランキング | 1,101 |
評価 | 7.2 |
おすすめ人数 | 2~6人 |
最適人数 | 4人 |
難易度/複雑さ | 1.40 |
海外版の販売年 | 2020年 |
海外のコメント・口コミ
BGGなどに寄せられたコメント/評価から感じた個人的な印象は次の通りです。
・簡単なルールながら戦略性が高い。 |
・アートワークが素晴らしい。 |
・老若男女が楽しめるゲーム。 |
・嘘やブラフが苦手な人には向いてない。 |
内容物
・スパイシーカード:100枚
・トロフィーカード:3枚
・世界の終わりカード:1枚
・辛さ百倍!カード:6枚
・ルールブック:1冊
カードスリーブ
カードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
カードサイズ:56×87mm
カードの枚数:110枚
スリーブサイズ:ボードゲームサイズ
エラッタ情報
公開されているエラッタ情報はありません。(2023年4月2日時点)
口コミ/販売情報
Amazonの口コミや、最新の販売状況は以下のリンクよりご確認お願いします。
ボードゲームは数年の再販待ちや絶版も珍しくないため、予算が許すなら買える時に購入することをお勧めします。
拡張/シリーズ
日本国内では以下の製品が発売されています。(2023年4月2日時点)
スイート&スパイシー
2023年3月に発売された『スパイシー』のリメイク作で、アートワークが可愛らしい猫のデザインになりました。また、『スパイシー』には収録されていたヴァリアントルールが無くなった代わりに、新たなルール「両方なんでもルール」が収録されています。
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