
インクは扱いが難しい素材ですが、使いこなせば鮮やかな発色で驚くような豊かな視覚効果を生み出します。
『インク:色彩の画工』では、プレイヤーは自分のキャンバスにタイルを配置し、全てのインク瓶を使い切ることを目指します。色とりどりのタイルをつなぎ、美しい絵画を完成させながら勝利条件を達成する独特のゲームです。
見た目は穏やかでも、タイル上の色配置と目標数値の達成タイミングが勝敗を左右する戦略性が魅力です。
プレイ時間は30分程度と短く、ソロモードにも対応しており、1人でも複数人でも楽しめます。ゲーム終了時に広がった盤面はまるで一枚の絵画のようで、その過程自体が芸術作品を作り上げる体験として好評です。
この記事では、『インク:色彩の画工』のルールや遊び方、プレイ感、レビュー評価を詳しく解説します。
基本情報
本作の基本情報/商品概要は次の通りです。
| タイトル | インク:色彩の画工 |
| メーカー | ホビージャパン |
| プレイ人数 | 1~4人 |
| プレイ時間 | 30~45分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| 発売日 | 2025年10月 |
| 定価 | 7,700円(税込) |
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| インク:色彩の画工 | ||
| 1~4人 | 30~45分 | 8歳以上 |
| 色タイルをつなぎキャンバスを描く抽象パズルゲーム。エリア完成で発動するボーナス連鎖が爽快で、戦略性と芸術性を兼ね備えた作品です。 | ||
コンポーネント
『インク:色彩の画工』のコンポーネント/内容物は次の通りです。

内容物の一覧をみる
・初期タイル:5枚
・インクタイル:95枚
・色インク瓶:100個
・黒インク瓶:15個
・パレットカード:10枚
・羽ペンホイール:1枚
・目標数値トークン:16枚
・ボーナスアクションディスプレイ:1枚
・ボーナスアクションタイル:12枚
・白点トークン:14枚
・色付きマス:20枚
・×トークン:15枚
・××トークン:20枚
・視覚多様性対応ディスク:8枚
・スタートプレイヤー羽ペントークン:1枚
・インクタイル袋:1つ
・×トークン袋:1つ
・ルールブック:1冊
・ソロモードルール/ボーナスリファレンス:1枚
ルールと遊び方
目的
各プレイヤーが自分の絵画(キャンバス)を完成させることが目的です。具体的には、「全てのインク瓶を盤面に置くこと」が勝利条件となります。
プレイヤーはタイルを配置してキャンバスを広げ、同じ色で構成されたエリア(色付きエリア)のマス数がタイル上の目標数値(3〜7)を満たすと、その色のエリアが完成(目標達成)となります。
目標を達成したエリアにはインク瓶を1つ配置します。さらに、対応するボーナスアクションが発動し、追加のタイル配置や目標トークンの再利用、インク瓶の追加配置など様々な効果が連鎖的に得られます。
勝利条件自体はシンプルですが、どの色を拡張するか、どの順番で目標を達成するか、ボーナスアクションをどう連鎖させるかといった判断が勝敗を大きく左右します。
美しさと効率を両立して勝利を目指す、創造的なパズルゲームです。

ここからは具体的な遊び方について紹介します。詳しい内容は以下のボタンからご覧ください。
詳しいゲームの進行を見る
ゲームの進行
『インク:色彩の画工』は、以下の3つのフェイズで構成されています。
自分の駒(インク瓶)を中央の「羽ペンホイール」上で好きなだけ時計回りに進め、止まったマスにあるタイルを1枚獲得します。
ただし、ホイールを1周以上させた場合は、ペナルティとして自分のキャンバス上のマス1か所を「×トークン」で塞がなければなりません。

取得したタイルを自分のキャンバスに隣接するように配置します。
隣接する色を合わせる必要はありませんが、同じ色をつなげて配置すると大きな色付きエリアとなり、後の目標達成に有利になります。

目標はインクタイル上に記されている数値(3~7)で表されています。
配置によって、指定の数値分だけ同じ色のマスが隣接したエリアを作ると、その色のエリアが完成し、インク瓶を1つ配置します。
インク瓶を配置すると、対応するボーナスアクションがただちに発動します。
ボーナスアクションには「インク瓶を移動する」「インク瓶を取り除く」「インクタイルを追加で配置する」などがあり、複数の目標を連続達成する爽快なコンボが生まれることもあります。
ゲームの終了と勝利条件
いずれかのプレイヤーが全てのインク瓶を配置したら、そのラウンドを全員が終えたあとでゲーム終了となります。
基本的には、最初にインク瓶を使い切ったプレイヤーが勝利します。ただし、誰も全てを配置できなかった場合は、ゲーム終了時に最も多くインク瓶を配置していたプレイヤーが勝利します。
シンプルな競争ながら、ボーナスアクションの連鎖で一気に逆転が起こることもあり、最後まで緊張感が続くゲームです。

プレイヤーの感想・評価まとめ
ゲームに対するユーザーの声や実際にプレイした人の評価を紹介します。
X(旧Twitter)の反応
ここでは、本作に関するX(旧Twitter)での投稿をピックアップして紹介します。
プレイヤーの感想・評価まとめ
BGGに寄せられたレビューをもとにした意見と、ゲームの特徴から推測されるプレイ感をあわせて紹介します。
✅ 肯定的なコメントと評価
| カラフルで手に取りたくなる見た目 | 色タイルとインク瓶のビジュアルが高評価。 「盤面が色で満ちていく過程が気持ちいい」「眺めているだけでも楽しい」といった声が目立ちます。 |
| ルールは簡潔、でも手応えあり | 基本は“取って置く”の繰り返しで理解しやすい一方、色エリア拡張と達成順の最適化に悩みどころがあり、「初心者からゲーマーまで楽しめる」と評価されています。 |
| ボーナス連鎖が爽快 | 指定サイズの色エリアを達成→ボーナス発動→連続達成…というコンボ性が「一気に流れをつかむ瞬間が気持ちいい」と好評です。 ゲームごとにボーナスの組み合わせが変わり、程よい変化も評価されています。 |
| 短時間&取り回しのよさ | プレイ時間は短めでダウンタイムも少なめ。 2人戦では先読みがしやすく、落ち着いたテンポのパズルとして高評価を得ています。 「ソロも対人も楽しめて、繰り返し遊びたくなる」とリプレイ性の高さを評価する声があります。 |
❌ 否定的な感想と注意点
| 新鮮味に欠ける | タイル配置やリソース管理といった既存の要素を組み合わせた印象があり、目新しさはそれほどないという意見があります。 |
| インタラクションは控えめ | ゲーム中の直接的なやり取りが少なく、各自の盤面パズルに集中するため「ソロプレイ感が強い」と感じるプレイヤーもいる一方、集中してパズルに没頭できる点を好む声もあります。 |
| 運要素の影響 | 引くタイルや目標トークンの配置によって展開が左右される場合があり、「狙った色のタイルが来ないと歯がゆい」との声も挙がっています。 |
BGGにおける評価
世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。
| タイトル | Ink |
| タイプ | - |
| カテゴリ | |
| メカニズム | |
| 推奨人数 | 1~4人 |
| 最適人数 | 2人 |
| 原作販売年 | 2025年 |
カードに合うスリーブ
『インク:色彩の画工』のカードサイズと枚数、それに合うスリーブは次の通りです。
| カードサイズ | 70×113mm |
| カードの枚数 | 10枚 |
| スリーブサイズ | タロットサイズ |
タロットサイズ用のスリーブをみる
タロットカードサイズ用のスリーブを3種類紹介します。
①ホビーベース タロットサイズ・ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 72×123mm/0.1mm | 50枚 |
②Engamesスリーブ タロットカードサイズ・ハード
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ハード | 72×122mm/0.1mm | 100枚 |
③Engamesスリーブ タロットカードサイズ・ソフト
| タイプ | サイズ/厚み | 入数 |
|---|---|---|
| ソフト | 72×122mm/0.05mm | 100枚 |

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