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【ボドゲ紹介】ザ・クルー ファミリー|家族でUNO感覚に楽しめる協力型カードゲーム【ルール・評価・過去作との違いまとめ】

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ザ・クルー ファミリーのボックスアート
画像引用元:ジーピー

『ザ・クルー ファミリー』は、世界的ヒット作「ザ・クルー」シリーズの魅力をそのままに、家族みんなで楽しめるよう再設計された協力型カードゲームです。

手札の内容を相談できない制限の中、仲間と息を合わせてミッションを達成していくスリルはそのまま。

そこに今回は、ストーリー仕立ての全35ミッション、パズルのようなカード配置ルール、そして使いどころに悩む特殊カードやお助けアイテムが加わり、これまで以上に盛り上がる内容に仕上がっています。

限られた情報とチームワークの中で、「今この1枚を出すべきか」を読み合う緊張感。そして、読みが的中したときの爽快感は、本作ならではの魅力です。

この記事では、『ザ・クルー ファミリー』のルールや遊び方、プレイ感、レビュー評価を詳しく解説します。

目次

ザ・クルー ファミリーの基本情報

本作の基本情報/商品概要は次の通りです。

タイトルザ・クルー ファミリー
メーカージーピー
プレイ人数3~5人
プレイ時間15分
対象年齢8歳以上
発売日2025年11月28日
定価3,300円(税込)
公式サイト

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コンポーネント

『ザ・クルー ファミリー』のコンポーネント/内容物は次の通りです。

ボードゲーム「ザクルー ファミリー」の内容物
画像引用元:ジーピー
内容物の一覧をみる

・カラーカード(1〜7)×3色:21枚
・列カード:3枚
・グリッドカード:1枚
・スペシャルカード:6枚
・ミッショントークン:10枚
・通信トークン:5枚
・ハンモックトークン:6枚
・グリッドトークン:1枚
・島マーカー:1個
・ゲームボード:1枚
・ログブック:1冊

ザ・クルー ファミリーのルールと遊び方

目的

『ザ・クルー ファミリー』は、海賊に襲われ無人島に漂着した若者たちが、協力してミッションをこなし、脱出を目指す協力型カードゲームです。

各ミッションには目標が設定されており、全員で条件を満たすことで成功となります。

全35のミッションで構成され、物語に沿って徐々に難易度が上昇。1ミッションは5〜15分程度と短く、最終ミッションをクリアすることが本作のゴールです。

ルールはUNOのように、場に出ているカードと同じ「色」または「数字」のカードを順番に出していきます。

ただし、手札の内容は自由に話せず、限られた情報の中で次の一手を読み合う必要があります。この制限が、緊張感と達成感を生み出します。

従来のシリーズよりルールが簡略化されており、初心者や子どもでも遊びやすい設計。お助けアイテムの追加により自由度が増し、失敗しにくいバランスになっています。

ボードゲーム「ザ クルー ファミリー」のルール・遊び方
画像引用元:BoardGameGeek

ここからは具体的な遊び方について紹介します。詳しい内容は以下のボタンからご覧ください。

詳しいゲームの進行を見る

ゲームの進行

各ミッションでは、プレイヤーが交互にカードを出していき、ミッションごとの終了条件に達するまでゲームが進行します。

指定された枚数のカードをすべて出し、かつその間に課せられた目標を達成できればミッション成功となります。

一方で、プレイ中に失敗条件(例:「出してはいけないカードを出してしまった」など)を満たしてしまった場合、その時点でミッションは失敗となります。

各プレイヤーの手番では、以下の3つのアクションから1つを選んで実行します。

カードをプレイする

手札からカラーカードを1枚場に出します。出すカードは、直前に出されたカードと同じ“色”または“数字”でなければなりません。

プレイしたカードは横一列に並べていき、1列につき最大4枚、3列まで配置可能です。あらかじめ決められた枚数のカードをすべて出し、ミッションの目標を満たすことができればクリアとなります。

プレイできるカードがない場合は、次のアクション「ハンモックによるパス」を選ぶことになります。

ハンモックでパスする

カードを出せない、または出したくない場合は、自分のハンモックトークンを裏返してパスを宣言できます。

ハンモックトークンの使用回数(=パス可能な回数)はミッションごとに決められており、すべて使い切るとそのミッションは失敗となります。

特殊カードを使用する

各プレイヤーにはミッション開始時に1枚の特殊カードが配られます。

手番中にこのカードを使うことで、「任意のカードを出せる」「他のプレイヤーと手札を交換できる」など、さまざまな効果を発動できます。

特殊カードはミッションごとに一人1回までしか使えませんが、うまく活用すれば難しい状況を打破できる強力な助けとなります。

補足ルール・備考

通信トークンによる情報共有

各プレイヤーは、ミッション中に1度だけ、通信トークンを使って手札のカードを1枚公開することができます。

カードを場に伏せ、その上に通信トークンを置くことで、他のプレイヤーにヒントを伝える手段として活用します。

ただし、手札の内容を言葉で伝えることはできないため、この1回限りの情報共有が攻略のカギとなります。

ハンモックトークンの使用制限

ミッションごとに使用できるハンモックトークンの枚数は決まっており、ログブックに記載されています。

簡単なミッションでは複数回のパスが可能ですが、難易度が上がるにつれてパスの余地が減り、判断の重みも増していきます。

特に終盤では、誰がいつパスを使うかの駆け引きが非常に重要です。

ミッション失敗時の対応

ミッションに失敗してもゲームオーバーにはなりません。同じミッションに何度でも再挑戦でき、成功するまで続けることができます。

ログブックには、何回目の挑戦でミッションクリアできたかを記録する欄があり、少ない挑戦回数での成功はチームワークの良さを示す指標にもなります。

ゲームの終了と勝利条件

ゲームは全35ミッションすべてをクリアするか、プレイヤーが続行を断念した時点で終了します。

協力ゲームであるため、勝敗はプレイヤー全員で共有されます。最終ミッションをクリアできれば全員の勝利となります。

『第9惑星の探索』『深海に眠る遺跡』との違い

ここでは『ザ・クルー ファミリー』と、過去作の『第9惑星の探索』『深海に眠る遺跡』との主な違いを紹介します。

基本システムの違い

過去2作は、トリックテイキング(切り札ありのトランプゲーム)をベースにしたシステムでしたが、ファミリー版ではUNOのように順番にカードを出していく形式に変更されています。

そのため、カードを出す際の制限ルールが大きく異なり、プレイ感も駆け引きの強いトリックテイキング型から、よりライトなゲームへと変化しています。

難易度と対象層

ファミリー版は難易度が大幅に抑えられており、ほとんど失敗することなく全ミッションをクリアできるよう調整されています。

小学生でも遊べる設計になっており、家族向け・初心者向けとして気軽に楽しめる内容となっています。

ミッション内容の違い

過去作では、「特定のカードを誰が取るか」といったトリックテイキングの勝敗を前提とした課題が中心でした。

これに対して、ファミリー版では「◯◯のカードを出す/出さない」といった、UNO型ルールに沿ったシンプルなミッションが多く、内容も直感的になっています。

コンポーネント面の違い

ファミリー版では、ゲームボードや島を模したマーカー、ハンモックトークン、特殊カードなどの新要素が導入されており、ミッションの管理や展開にバリエーションを与えています。

過去作にはこうした要素はなく、基本的にはカードとシンプルなタスク用マーカーのみで構成されていました。

テーマ・ストーリー面の違い

『第9惑星の探索』では宇宙飛行士、『深海に眠る遺跡』では潜水調査チームとしてミッションに挑むという設定でしたが、ファミリー版では無人島でのサバイバルがテーマになっています。

さらに、ストーリー仕立てでミッションが進行する構成となっており、過去作以上に物語性を強く感じられるのが特徴です。

プレイヤーの感想・評価まとめ

ゲームに対するユーザーの声や実際にプレイした人の評価を紹介します。

X(旧Twitter)の反応

ここでは、本作に関するX(旧Twitter)での投稿をピックアップして紹介します。

その他のXの反応を表示する

プレイヤーの感想・評価まとめ

BGGに寄せられたレビューをもとにした意見と、ゲームの特徴から推測されるプレイ感をあわせて紹介します。

✅ 肯定的なコメントと評価

家族との相性が良い5〜10歳前後の子どもと一緒に遊びやすく、制限付きコミュニケーションゲームの入門として高く評価されています。
「家族で一番ハマった」「子どもだけでも遊べた」といった声も多く見られます。
短時間で遊びやすい1ミッションが5〜15分ほどで終わるため、サクサク進められるのが魅力です。
失敗してもすぐに再挑戦でき、まとまった時間で複数のミッションを楽しめます。
ルールが分かりやすい「場のカードと同じ色または数字を出す」という直感的なルールで、シリーズ未経験者やライトユーザーでもすぐに遊べます。
UNO感覚で遊べる点が好評です。
ストーリー性がある全35ミッションがストーリー仕立てで段階的に進行し、少しずつ難易度が上がります。
ボード上で状況を確認できるため、子どもでも目的を把握しやすいと好評です。

❌ 否定的な感想と注意点

難易度が低く物足りない「簡単すぎる」「完全に子ども向け」という意見もあります。
上級者にとっては、原作シリーズにあった緊張感や戦略性が薄く感じられるようです。
リプレイ性の弱さ過去作に比べて、何度も遊びたくなる“リプレイ性の高い”ミッションが少ないという指摘があります。
特に序盤はシンプルすぎて単調に感じることもあるようです。
UNO的なルールへの違和感トリックテイキング要素をなくしたことで、「シリーズ特有の読み合いやタスク達成の深みが薄れた」と感じるファンもいるようです。

BGGにおける評価

世界中のボードゲーム愛好者が集うBGG(Board Game Geek)におけるランキング・評価などは次の通りです。

ランキング
15,251
評価
5.9
重さ/複雑さ
1.75
2025年11月2日時点
タイトルThe Crew: Family Adventure
タイプ
カテゴリ
メカニズム
推奨人数3~5人
最適人数4人
原作販売年2024年
最新情報はこちら

カードに合うスリーブ

『ザ・クルー ファミリー』のカードサイズに関する情報は、執筆時点では未確認となっています。

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